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難しい社会の取り組み方

2019年04月25日(木)

みなさんこんにちは。昨年度より文系科目(英・国・社)を担当している橋爪です。

今年度からは私もブログを書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

さて、16期生は数学に強い子が多い中「英語」「国語」はかなり健闘してくれました。文系科目に苦手意識をもっていた子も、目標点を達成しようと多くの時間を割いて英語や国語の文章問題に取り組んでくれました。

ただ、「社会」に関しては悔しい結果となってしましました。平成30年度の問題と同様、文字数が非常に多く、問題文を最後まで読み切り、何を問われているのかをきちんと把握しないと解けない問題となりました。私が受験を受けていた頃(約10年前)とは大きく異なり、ただの暗記だけでは全く太刀打ちできない…。それは理解して対策をしてきたつもりでしたが、グラフの読み取り・割合の問題など対策しきれなかった問題もあったのではないかと、とても反省しております。

 

しかし、落ち込んでばかりもいられない。17期生には社会で悔しい思いをしてほしくない!

そこで、今年の入試の反省を踏まえて、2019年度からすでに社会の授業に取り入れていること、今後取り組んでいく予定のことなどを紹介したいと思います。

 

授業プリントの改訂

社会の授業で用いる「導入の穴埋めプリント」を今年度はすべて作り直しました。入試の社会は1~3年までの範囲が幅広く出題される科目なので、1度の授業できちんと知識を吸収することが大切です。その授業で多くの知識を関連して覚えられるように意識してプリントを改訂しました。

また、生徒にはよく言っていますが「今、覚える(理解する)」という意識をもつことが、勉強するうえで一番大切な心構えだと考えています。学校でも塾でも、この意識をもって授業に取り組んでほしいと思います。

 

授業前小テストの実施

先ほども言いましたが、近年の社会は問題の文字数が増え、問題を読み解かないと答えを導き出せません。しかし、問題を読み解いたとしても、肝心の基礎知識を持っていないと解けません。基礎知識を定着させるために、中学3年生の授業では、最初の10分間を使って、前回内容の小テストを行っています。しっかり1つ1つ積み重ねて覚えていきましょう!

 

教科書を読み込む

ただ、教科書を読むのではなくて、何度も読み込んで基礎力を高めてほしい。特に歴史は文章で流れが書いてある教科書をしっかり読んで、流れをつかんでほしい。また、地理や公民は教科書に出ている資料やグラフにしっかり目を通して、グラフから読み取れる各都道府県の特徴などを考える力を身につけてほしいと考えています。社会を勉強するときには、常に社会の教科書を横において、知らないことが出たらすぐに調べるくせもつけてほしいと思います。

今回のGWの宿題にも、教科書を使った宿題を出しました。教科書を使った自分の勉強法を確立していきましょう!

 

夏の基礎固め

秋・冬に入試対策の問題を解く前に、夏の夏期講習期間に地理・歴史の基礎1問1答集を配布し、何度も繰り返してもらいます。秋・冬に基礎を覚え直しているようでは、全く時間が足りません。夏の間に「目で見て、書いて、音読して」を繰り返し、1冊の問題集を完璧にしてもらいます!

特に入試では、1・2年で習った範囲から約50点分出題されているので、基礎知識を思い出し、しっかり身につけましょう!

 

最後に

新学期が始まり早1か月が経ちました。いつも以上に熱を入れて社会の授業を行っているせいか、「宿題を出しすぎたかな」と思う時もありますが、中3生の中には、授業の導入プリントをうまく活用して自分で歴史ノートをまとめていたり、「社会はきらい」と普段から言っている子が小テストで満点を取るために一生懸命暗記をしたりと、前向きに取り組む姿勢を感じています。そんな生徒たちに負けないように、私もしっかり準備をして、生徒たちと一緒に「社会」に挑んでいきたいと思います!

講師の日記

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