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受験生となった中3生

2021年05月19日(水)

西日本ではもう梅雨入り!?「梅雨って寒気と暖気がぶつかり合って停滞前線ができるやつだよね!?」とある中3生19期生が笑顔で授業中に声をかけてきた。19期生には、このような「興味・関心を持つ」という力が弱いと感じていたので、この一言は周りにも良い影響を与えてくれれば良いなーって感じた。

修学旅行が延期になり、二宮中学では9月初旬に長野・山梨を予定しているようだ。「今までにない」その「変化」を楽しめるのか!?どうか。京都・奈良でも同じだが、興味・関心を持って行く修学旅行と行かされるだけの修学旅行では大きな違いが生じる。勉強でも、部活でも…何でも同じこと。思いっきり楽しんでもらいたい♪

中1・2生のことをブログに書いたので中3生19期生について最近のことを書こうと思う。

中3生

隔年にはなるのかもしれないが、二宮中・二宮西中間さらには男女間に少し境界を感じる19期生。小学校が同じだったメンバーを除くと他中学や男女間で会話しているところをほとんど見ない…。国語・理科・社会では中学別に行っているが、その時には授業中にも発言が見られる。そして、限られた複数名の生徒ではあるが欠席が多い。やはり欠席が多いと、授業の定着が悪い。宿題の確認ができないことや小テストなどでもそのような結果が出てしまう。

しかし、面白いことにこの学年の成績平均は歴代でも高い。これは「平均が高い」ということ。コロナの影響で周りが勉強していなかったせい!?成績の付け方が甘かったせい!?
Aクラス・PクラスではAクラスのトップ2名を除いては、次のクラス分けは第1回全県模試の点数で分けるが、誰が入れ替わってもおかしくない。その状況を生徒たちにも伝えているからか、クラス分けに向けてゴールデンウィーク前から地理・歴史・中1英語・中2英語の復習を個別学習システムeトレで行っている生徒も多い。5月では半数の生徒が、通塾日ではない日も自習にくる。

Aクラス

2月のクラス分けテストで上位12名のクラス。成績平均は非常に高い。「なぜなんだろ!?」1つの理由が浮かんだ。【宿題を全員が絶対に忘れない】。学校でも与えられた課題に関して必ず期限を守り提出もできているんだろう。そこが、今回の成績につながっているんだと思うが…数学・理科の実力はさほど高くはない。小テストも少し捻るとちゃんと間違えてくれる素直な子たちだ。

13日(木)の小テストでは、
「6の平方根」はみんな分かるのに、「√36の平方根」は全員間違えた。「4x^2 + 24x + 36」も「(2x + 6)^2」と半数が書いた。

いつも解答を焦り考えもせず答えてしまう傾向があるAクラス。導入をしていてもプロセスよりも解答を欲しがる。同様の問題は解けるが、少し捻られると間違えてしまうので、そこを根本的に変えていかなくてはいけない。「何とか改善させなくては…」と考え、授業中に予習タイムを作り導入の読解をさせたり、ペンを使わずに「√72をa√bの形」に頭の中で計算する時間を設けたりしている。まずは受け身ではなく自ら考えることがこのクラスの課題だ。受け身ではなく参加するようになっていけば、このクラスはもう1段階成長を遂げてくれると思う。

更に次のステップは、自主的に「何の学習が必要だから行動する」ことができるかどうか。橋爪先生が「社会・英語のeトレ単元リスト」を配布して印刷までして配っている。「コレをやりなさい」と与えられたものに関しては、行動しやすい。理系科目ではそれをしていない。19期生は理科の成績平均が歴代1位だが、(本人たちも分かっているが)それほどの実力はない。それに気付き行動できるかどうかでこれからが大きく変わると思う。さぁ、このクラスの中から飛び出すのは誰だろうか。楽しみでもある。

Pクラス

例年と比べてもPクラスはレベルが高い様に思う。半数以上がAクラスでの授業にもついてこれる実力はある(成績もAクラスでも良いと感じる子も多い)。全体平均が高いのは、Pクラスの平均が高いからである。これは小泉先生の力も大きい。小泉は、中1生から一緒に学習し3年目の講師だ。クラスを担当してもらいたかったので、科目は英語・数学の両方を教える。理解できなかった単元があった場合や、単語などの暗記科目の学習時間が足りないと判断すると別日に呼び出して面倒をみる。中1生時には21時から「小泉塾」と題して週2回自習の監督までした。少し過保護になってしまう面もあるが、頼りになる良い兄貴だ。

とはいってもやはりAクラスと授業内容が異なる。基礎を徹底している分、使用しているテキストで取り扱わない問題もあるのは事実。授業中には「これは(Aクラスではやるけど)Pクラスでは取り扱いません」などと話をする。

数名ではあるが、「先生、この問題を教えてください」とAクラスで取り扱っている問題を質問しに来ることがある。その数名が次回のクラス分けでAクラスになるだろう生徒だと私は思う。

最後に

ブログを書いていて気が付いたが、全体で「喝」を入れることがあっても叱られはしていないような気がする(中1・2は複数名叱られてるってことになるが笑)。受験を迎えるにあたり、注意しなくてはいけないことはまだまだあるが時期早々かなぁと目をつぶっているところはある。部活引退から大きく変わってくるだろうが、12月にこのブログを読み返したときにどう彼らが成長しているか楽しみである。

ペンゼミ日記

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