2023学習レポート21期生-中学生一番勉強した夏-

2023年08月05日(土)

さぁ夏期講習も中期5日目…。って、分かりにくいですよね汗。
ペンシルゼミナール二宮校の夏期講習は、7月21日から夏期講習前期がスタート。
前期:7月21日から29日(全7日間)
中期:7月31日から8月8日(全7日間)
後期:8月17日から26日(全8日間)の計22日
期間中は、水曜・日曜が休校としています。

 

他塾さんを見ると、土日休みが多いですね。でも、宿題の間隔を考えると水曜・日曜休みがベストだと考えています。そして、他塾には真似できない…というか、そうすると講師が非常に大変だけど、生徒にとっても大事なこと。それは、開校時間ですね。ペンシルゼミナール二宮校では、10時から22時まで開校。長期休暇で長い時間学習するためには、やはり午前中の使い方がポイント。生活リズムを整えて行動すれば良いのですが、自宅での学習では様々な誘惑に負けてします。更に、二宮町の学習施設「ラディアン」。そこで学習する子もいますが、二宮町で10年以上教室長をやっている経験から「ラディアンで勉強したペンゼミ生が伸びた試しがない」。いろいろな理由があるんだろうな…と思いますが。

 

21期生(現中3生)がどのような学年なのか、そしてこの夏どのように頑張っているのかを久しぶりに書こうと思います。

 

21期生ってどんな学年??

歴代で初めての現象ですが…二宮中学の生徒より二宮西中学の生徒の方が多い学年(6割が二宮西中生)。クラブチームに所属して、優先順位が学習よりもスポーツという子も数名。20期生(現高1生)が「個の学年」だったのに対し、21期生は「集の学年」。20期生は授業中にアドバイスをすると個々で動き出すのに対し、21期生は授業中のアドバイスで動き出せる子が(いないわけではありませんが…)少ない。

 

学力は?と聞かれると…21期生たちにも伝えていますが、全体偏差値平均は英語・国語は例年並み~やや高め。数学は、例年並み。理科・社会は、過去最低を前回の全県模試でも記録。クラス偏差値(3クラス体制)で考えても上位層が今年は非常に少ない。会議でも「何とかしないと不味いよね」って、話題になるくらい。1学期の成績を見ても、やはり弱さが顕著に出た。

 

夏を迎える前の三者面談・ガイダンスで、こんなポスターを作成した。
〔20期生からの挑戦状〕1日5時間以上やった人から伸びる!

東国原英夫さんもおっしゃっていましたが…「どげんかせんといかん」ってことですよ。

 

21期生の最大の弱点は「勉強体力が少ない子が多い」ということ。テスト前の短期であれば、長時間学習する子も数名いるけど全体的に勉強体力がないのは中2時に感じていた。体育会系になってしまうけど、勉強って持久走と似ている。長時間走るためには、長時間走れる体力を付けなくてはいけない。この学年は、「やらなきゃいけないこと」が多いので、そのためにも体力を付けなくてはいけない。この夏休みは、勉強体力を付けることが第一だと思った。「8月の全県模試で偏差値5アップさせる!」と理科では彼らに伝えたが、厳しいことは分かっている。定着まで考えると、10月の全県模試までのスパンで考えるべきだったかもしれない。

 

弱点がある反面、強みもある。それは、冒頭にも書いたが「集の学年」ということだ。だから、夏には今までやっていなかったイベントをやることにした!それが… 〔10時間プロジェクト〕だ!開校が10時からでは10時間学習することはできない。だから、朝8時50分開校。8時55分に開会式を行い、9時スタート。自習中は一切の私語を禁止。21時50分に〔Victory〕と叫ぶ至ってアホらしいイベントだが、前期7月25日・29日・中期8月4日の3日間行ったが、25日は12名・29日は15名・4日は14名が見事10時間やりきった。それ以外でも8月2日(水)の休校日も朝9時から午後3時過ぎまで5時間プロジェクトなどもイベントとして行った。イベントとして行うと約半数の生徒が参加し、次もやりたいと答えるのが21期生の強みだと思う。

TEAM[VICTORY]発足



 

21期生の夏の頑張り

2023年度も強制はせず希望者に〔合格手帖(中3生)〕を紹介。今年は全員が希望したので、全員の生徒に配布しました。充実した42日間を過ごすために学習記録を付けています。受験生にとっては「今までで一番勉強した夏」になってくれていることでしょう。

 

海の日(17日)から記録を付け始めましたが、この1週間は学校もあったし、部活の引退試合もあった。夏休みが始まって3日間しかなかったので、まぁこんなもんかな!?ってスタートでしたね…。

7月17日-23日の週

中3生平均19時間50分

Aクラス19時間4分 Pクラス16時間8分 Nクラス24時間18分
MAX:40時間

 

夏休みも本格的にスタート。前の週に引退した子も多かった。10時間プロジェクトを2回行った成果もあり1日平均5時間以上(週35時間以上)が75%以上となった。クラス別でも話しをしたが、やはりNクラスが一番学習時間が長い。それで良いのだ!

7月24日-30日の週

中3生平均41時間10分

Aクラス39時間38分 Pクラス41時間28分 Nクラス42時間24分
MAX:63時間50分

 

-8.25更新-
夏期講習中期スタート。毎年、この週か夏期講習後期最後の週が一番学習時間が多いのだが…。全体の平均が下がった。8月4日に10時間プロジェクトをやったんだけど…例年よりも勉強していない生徒が多い。来週からペンゼミも夏休みに入るが、不安の残る1週間となった。

7月31日-8月6日の週

中3生平均38時間52分

Aクラス37時間14分 Pクラス40時間30分 Nクラス38時間53分
MAX:60時間

 

-8.25更新-
8日まで夏期講習中期だったが、それから5日間は夏休み。「塾が休み=受験生も休み」というわけではない。そんな話を耳に胼胝ができる程、言い続けたが個でやるには難しい学年なんだろう。年末年始の休暇が今から怖さを感じてしまう…。

8月7日-13日の週

中3生平均33時間58分

Aクラス32時間34分 Pクラス34時間21分 Nクラス35時間7分
MAX:54時間5分

 

-8.25更新-
17日から夏期講習後期がスタート。17・18日と連続で10時間プロジェクトを決行!19日に全県模試があるから最後の足掻きだ!模擬試験は短期記憶に頼ってはいけないが、少しでも夏の頑張りを成果として出してほしい。全県模試の日にすべての採点が終了した。だいたいの生徒が伸びた。10%程の生徒は爆発的に伸びた。その反面、下がった生徒も10%程。合格手帖を見返すと要因ははっきりするが…。

8月14日-20日の週

中3生平均36時間42分

Aクラス37時間8分 Pクラス37時間11分 Nクラス35時間46分
MAX:54時間5分

 
8月21日-9月3日など、結果が出次第また後日更新します。

最後に…

暑い日が続きますね…。例年に比べて、体調不良による欠席者が少し多いように感じる。中3生は気を張ってる分、そこまで多く出なかったが、この暑さはやはりきついよね。中2生は元気な子が多い(特に二宮中生)ので、欠席が少ない。あれだけ部活で大変でも遅れてでも直接、塾に来る。中1生はPクラスがやはり欠席が多いな…。

 

そんな夏期講習真っ只中です。

 

勉強って「時間じゃなくて、効率だよ」って、考えている人も多いと思います。でも、効率ってどうやって上げるかっていうと「やったからこそ効率を考えることができる」ものなのではないかな?人に言われた…本に書いてあった…という効率の上げ方って本当に自分に合っているものなのかな!?中学生活なんて3年間しかないけど、これから先の人生はもっともっと長い。そこで活きる力ってやっぱり自分の経験から培っていくものなのではないでしょうか? って、偉そうに書いていますが、個々によって効率の上げ方は違うからアドバイスは知っている子にしか私はできない。頼られたら「〇〇はこうした方が…」などは言えるけど、安易に試させるようなことは言わないようにしている。やっぱり自分の経験が一番だよ!

 

↓2021年引用↓
他塾さんで、この記事を読まれた方へ
講習お疲れ様です。暑さと熱さで夏期講習って大変ですよね…。ペンシルゼミナール二宮校はホント大した学習塾ではありませんが、もし生徒たちを鼓舞する雑談ネタになっていただけるなら是非、使ってください!!ペンシルゼミナール二宮校が少しでも中学生にとって「やる気」の種になってくれたら私は非常に嬉しいです。

ペンゼミ日記

第1回全県模試を終えて…

2023年06月19日(月)

以前もこの内容の記事を書いたことがある。第1回全県模試の合格判定表が届き、すぐに分析を行った。
分析後にブログに書くかどうかも迷ったが、最終的にたどり着いた答えから先に発表する!
 
 
21期生(現中3生)は伸びしろしかないわ♪
 

 

模試結果

第1回全県模試英語数学国語理科社会5科
ペンゼミ平均55.852.168.939.441.9258.1
全県平均54.949.068.343.542.1257.9
ペンゼミ偏差値50.251.550.547.849.749.9

偏差値50を切るとは…。これだけ見ると、ペンゼミ大丈夫ってなりますよね。昨年は、国語のみ偏差値50を切っている感じでしたが、今年は、理科・社会が足を引っ張り、全体平均でも50を切ってしまう有様。
 
特に理科は過去1番ですね。中2単元の正答率は45%(50点中22点)でしたが、問題は中1単元で正答率は35%(50点中17.5点)でした。全県模試も各問で正答率を出してくれていますが、それとペンゼミ生の正答率を比べて検証していくと分かりやすく苦手な単元を発見!「全県正答率→ペンゼミ正答率→問題を確認」このサイクルを何度も繰り返して、21期生(その中でもクラスレベルに合わせて)の授業を組み立てようと思います!
 
だから…。悪かったから「ダメだこりゃ!」じゃなくて、これからどれだけアップさせられるか!?ペンゼミ生にもそれを楽しみにしてもらいたい!まずは8月の第3回全県模試で偏差値をどこまで上げられるかな!?しっかりついておいでね!
 
 

最後に…

昨年も載せましたが、もう一度…。
ペンシルゼミナール二宮校はトップ公立高校進学専門塾ではありません。入塾テストもありません。人数制限は、しっかり一人一人を見るために設けてありますが先着順です。だから学年のレベル差や個々のレベル差も非常に大きい。去年は去年。今年は今年。「点数・偏差値を伸ばす」ということは変わらずこだわっていきたいと思います!

ペンゼミ日記

小中学生におススメの本!【第29回】

2023年06月01日(木)

こんにちは。文系担当の橋爪です。

今回紹介する本は「君のクイズ」です。今年の本屋大賞にノミネートされたことで、最近は本屋で多く積まれています。また、先月の「アメトーーク」でも紹介されたので、目にしたことがある人もいるかもしれません。

本の詳細は下に記述していますが、簡単に言うと「クイズに正解するまでにどういう思考回路が働いているのか」について迫っていく作品です。

以前はクイズ番組をよく見ていましたが、クイズというのは「知っているかどうか」「いかに早く思い出せるかどうか」だと思っていました。しかし、知識だけではない部分の駆け引きや戦術が多く存在していることに驚かされました。

現実として、問題が読まれる前に正解することは不可能かもしれませんが、あり得るかもしれないと思わせるほど説得力のある話でした。

読んでみたい人は声をかけてください!

 

「君のクイズ」  著:小川哲

-問題が読まれる前に正解したクイズ王者。これは「ヤラセ」か、それとも「魔法」か。

-生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに正解し、優勝を果たすという不可解な事態を不審に思う。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになる。

「クイズはただの知識勝負ではなく、スポーツのような駆け引きのある競技である。」クイズ番組に出ている人はここまで考えているのかと、感心させられました。

ペンゼミ日記

20期生進学先/振り返って

2023年02月28日(火)

20期生進学先

本日は、公立高校合格発表。
公立高校受験組 中3生が報告に来てくれました。

公立高校

小田原高校・・・4名 鎌倉高校・・・2名 平塚江南高校・・・2名 茅ケ崎北稜高校・・・1名 横浜国際高校・・・1名 藤沢西高校・・・1名 西湘高校・・・2名 茅ケ崎高校・・・1名 秦野曽屋高校・・・1名 茅ヶ崎西浜高校・・・1名 二宮高校・・・2名 相模原弥栄(スポーツ)・・・1名

私立高校

推薦・専願組 (あいうえお順)
相洋高校・・・2名 立花学園高校・・・2名 土浦日大高校・・・1名 日大三島高校・・・2名 平塚学園・・・3名
※合格報告に来た生徒のみ
 

20期生

ペンシルゼミナール二宮校の教室長となり10年目。私立高校単願者が多い学年だった。
 
良い意味でも、悪い意味でもセルフィッシュな20期生。それは普段の授業だけでなく、定期テスト・受験期・イベントでも顕著に感じた。悪い意味で使われがちな「セルフィッシュ」という言葉だが、勉強に関してはそれでも良い面が多い。生徒たちにも「自分のことだけを考えて良いのが学生だ」と伝えたことがあり、それを正そうとはしなかった。受験時に「決起集会」で、「チームより個」の学年と伝えたのもそれが理由だ。
 
しかし、自分自身に甘くなってしまう子もいるので、年明けからチーム【VICTORY】を発足した。参加したメンバーは、自分自身でも「自分への甘さ」を気が付いていたんだろうと思う(中にはそうでない子も我々から見てもいたけど)。

TEAM[VICTORY]発足


 

Aクラス歴代トップ成績平均

2022年度から1Fテナントも借りて30人定員とした20期生。もちろんペンシルゼミナール二宮校では、入塾制限をしていない。その中でAクラスの成績平均は非常に高かった。主要5教科はどの科目も中2・3共に平均4.6を超えていて、中3時国語・理科は平均4.85を記録した。定期テストでも100点を取る子も多く、8割以上(400点)が普通で9割以上(450点)を目標としている子がほとんどだった。テスト対策教材を作成しても勝手にどんどん進める子が多いので「宿題」として範囲を指定しなかった。
 

叱ることも多かった20期生

「学習塾に来ても点数・成績が伸びない」あってはならないことだが、実際にある。
途中入塾では、点数と成績が合っていない(点数以上に成績が取れている)という状況で成績アップが難しい場合もあるが、それとは別に学習塾に来ることが目的になり、点数・成績アップを二の次にしてしまうからだ。
中3生で「宿題」をやることが目的で「点数」をアップさせることが二の次になってしまう(中1ならまだしも…)。宿題は、点数アップのための必要最低限の勉強だ。
 
学習塾でありがちな「友達がいるから」という気持ちは、その子も友達にも双方に良い面・悪い面がある。良い面は、お互い競え合えば伸びやすい。休憩に関しても、「まだあの子は頑張っているから」という気持ちで頑張れる。その反面、悪い点は「簡単に仲間の集中力を断つことができる」ということだ。「ねぇねぇこの問題教えて」…解ける子にとっては迷惑極まりない。「消しゴム貸してくれない?」「宿題どこだったっけ?」…自己管理がなっていないせいで集中していた仲間の集中力を断つことができる。それに対する注意は非常に多くした学年だ。
 
更に、ペンゼミでは各教科50分の授業設定なので時間のロスをなくすために「講師が授業に入る前にテキスト・宿題が机の上に用意されている」というルールがある。この面も叱ることが多かった。
 
結果として、転塾から大幅に点数・成績が伸びた生徒も多かった学年。口うるさいことを言い続けることが必要だった学年だったので、歴代の中でも「また言わなきゃ…」などの精神的な疲れがあったのは、20期生ならではだったと思う。
 

根性のある子が多い20期生

今年も行った20期生イベント【江ノ島爆走物語】
セルフィッシュさがここでも感じとることができるシーンが多々あるが、ここでは悪口みたいになってしまうので割愛。詳細は、以前ブログでも書いた。疲労困憊の中「自転車乗って良いよ」と声をかけても「走ります!」って根性を見せる子が多かったのは正直、驚いている。

20期生イベント【江ノ島爆走物語】


 

最後に…

発表後にすぐにブログを書き始めるのだが、身体が動かなかった…。2月1日出願日最終日大安に二宮報徳神社に合格祈願に行った。


その日から今日まで毎日、神棚に手を合わせてきた。


 
長年、学習塾の講師をやっていて反省から学んだことは「受験にミラクルがあってはいけない」ということ。受験前にも生徒たちにも伝えたが「ちゃんと力が発揮できれば合格する」という状況でしか20期生は受験していない。だから、手を合わせながら受験前は「ちゃんと実力が発揮できますように」、受験後は「全員合格しますように」と願った。
 
内申点がかなり足りていない受験も2名いたが、ちゃんと実力を発揮(実力以上のものを発揮してくれた気もするが…)し合格を勝ち取った。しかし、思っているよりも点数が取れなかった生徒もいる。問題を見たときにある程度、「よっし!この子は〇〇点くらい取れるんじゃ!?」などと見込み点を付けるが、それより点が取れなかった生徒もいる。今年の受験でも、公立高校組全員合格は出来なかった。悔しい思いをしたし、させてしまった。「もっと何か…」をしなくてはいけない。内申が多少足りなかろうがしっかり点数を取らせて「行きたい高校に行かせる」。もっとペンゼミは強くならないといけない。

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  • 教室長 有馬 雅彦

    教室長 有馬 雅彦

    私自身も、このペンシルゼミナール(工藤学園)の卒業生です。
    ペンゼミは、「生徒をやる気にさせる学習塾」、そして「生徒のやる気に応える学習塾」であり続けたいと思っています。
    ペンシルゼミナール二宮校で、一緒に頑張りませんか!?

  • 橋爪(文系科目担当)

    橋爪(文系科目担当)

    橋爪先生は私(有馬)の教え子でもあります。いつも生徒のことを考え一人一人丁寧な指導をするのが特徴です。
    分からなかった根本まで見つけて、教えてくれるのも橋爪先生の人気の秘密です!

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