小・中学生におすすめの本!【第16回】
2021年06月10日(木)
こんにちは。文系担当の橋爪です。
少し季節外れにはなりますが、みなさんはココアを飲みますか?
冬の寒い時期であれば飲むという人も多いでしょう。また寝る前に飲むという人もいるかもしれません。
私も中高生の時は、朝ココアを飲んでから登校していました。ココアを飲むと体がポカポカして心が落ち着きますよね。
また、ココアにはさまざまな健康効果もあると言われています。
〇血流促進、冷えむくみの解消(血管拡張作用)
〇肥満、便秘の解消(食物繊維が豊富!)
〇紫外線による肌ダメージの軽減(フラボノールの抗酸化作用)
〇リラックス効果、ストレス解消(カカオの成分が幸せホルモンであるセロトニンに作用)
など
さらに、カカオに含まれる「テオブロミン」には、計算能力や認知機能を向上させる効果があると言われています。
実際、森永製菓と四天王寺大学の共同で行った研究により、ココアを飲んだ中学生の計算能力が向上したという結果も得られています。
https://www.morinaga.co.jp/company/pdf/20131112_01.pdf
小・中学生のみなさん、毎朝の習慣にココアを飲んでみてはいかがでしょうか。
そして、ココアを飲んだ時のように心をポカポカにしてくれる優しい本を紹介します。
「木曜日にはココアを」 著:青山 美智子
僕が働く喫茶店には、不思議な常連さんがいる。必ず木曜日に来て、同じ席でココアを頼み、エアメールを書く。僕は、その女性を「ココアさん」と呼んでいる。ある木曜日、いつものようにやって来たココアさんは、手紙を書かずに俯いていた。心配に思っていると、ココアさんは、ぽろりと涙をこぼしたのだった。-12人それぞれの物語が登場人物を介してつながり、最後にはまた元の場所に戻ってくる。この物語には特別な力を持った人は出てきません。しかし、周りから見て普通な人も、誰かにとっては特別な存在なんだと気づかせてくれます。人と人との縁を感じられる作品です。少し疲れを感じている人、エネルギーを回復したい人はぜひ読んでみてください。
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