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小・中学生におすすめの本!【第14回】

2021年03月10日(水)

こんにちは。文系担当の橋爪です。

受験が終わり、中学3年生のいなくなった教室はとても静かで、寂しさを感じる今日この頃。思う存分遊びを満喫しているだろか。だが、そろそろ遊びのネタも尽きてきたころではないか。そんな時こそ本を読んでほしい!他の学年に比べるとなかなか本に手が伸びなかった18期生。君たちがこの3月に1冊でも読んでくれたら橋爪は泣くほど嬉しい(笑)

 

今回は久しぶりに東野圭吾さんの作品から「手紙」を紹介!

東野圭吾作品の中でも不朽の名作と言われており、ファンの中でもこの作品を推す人が多くいるでしょう!

私も約10年ぶりに読み返してみましたが、やはり面白かった!そして当時読んだ時とは違う感想を持ちました。

読書の良さ・面白さには様々な要素がありますが、手元にあれば本はいつでも読み返すことができて、読むときの年齢によって感じ方・捉え方が変わるところも一つの良さだと改めて感じました。

小・中学生のみんなも、今読んでいる本を大人になって読み返すと新たな発見があって面白いですよ!また、学生の内でしか感じ取れないことも多くあります!なので、本にたくさん触れてほしい!

 

 

「手紙」  著:東野圭吾

弟(直貴)の大学進学のための金欲しさに空き巣に入り、思いがけず強盗殺人を犯してしまう兄(剛志)。直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。独りぼっちになった直貴は懸命に生きてきたが、進学、恋愛、就職と、幸せをつかもうとするたびに「強盗殺人犯の弟」というレッテルに苦しみ、すべてを失ってしまう。いつか罪は償えるのだろうか-。

差別をしてはいけないと誰もが学校で習うだろう。しかし、私たちは自分自身を守るために無意識に誰かを差別的な目で見ているのかもしれない。作中に「差別はね、当然なんだよ」という言葉がある。今まで考えもしなかったが、多くを考えさせられる言葉だった。この作品を読んで、様々な立場でものを考えるきっかけにしてもらいたい。

本棚に置いてあるので、読みたい人は声をかけてください!

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