小・中学生におすすめの本!【第5回】
2020年06月08日(月)
こんにちは。文系担当の橋爪です。
なかなか自由に外出できない日々が続いていますが、みなさんはどのように過ごしていますか?中にはゲームやYouTubeばかりの人もいるかもしれません。おそらく自分が小・中学生でこのような状況になっていたら、ゲーム三昧の日々を送っていたと思うので、あまり強く否定はできません…(笑)
けどそんな日々にも飽きて、やることもなくなってきたのではないでしょうか?そんな子たちには、ぜひこの機会に「本」に触れてほしいと思います。まずは、すごく短い文章からでもいいです。少し絵が入っているものでもいいです。まずは本に触れてみましょう。きっと何か新しい発見があるはずです。
何を読んでいいかわからない人は、気軽に先生に相談してください!おすすめの本を紹介します!この期間がみんなにとって本読むきっかけになってくれたらうれしいです!
そして、今日紹介するのは去年の本屋大賞を受賞した作品です。ここ1年間ずっと読みたくて、買おうかどうしようか迷っていましたが、とうとうこの期間に意を決して買いました!
「そしてバトンは渡された」 著:瀬尾まいこ
「主人公の森宮優子には父親が3人、母親が2人いる。さまざまな親にリレーされながら、彼女の家族形態は17年間で7回も変わった。それでも彼女は不幸ではなかった。家族とはどういうものなのかに悩みながらも親からの愛情を一身に受けた優子は、彼女も親たちを愛して幸せに暮らしている。そんなちょっと変わった親子の物語。」
まず、この本の紹介文を読んだときに物語の設定に興味を惹かれました。父親もしくは母親が2人いるというのであればなんとなく予想は尽くけど、「父親は3人、母親が2人ってどういう状況だろうか」と。普通に考えたらこの主人公はとても複雑な家庭で育ったはずなのに、紹介文には「心が温まる家族の話」と書いてあるではないか。「そんなことって本当にあり得るのか!?」と。半信半疑で読み始めたこの作品ですが、やはり瀬尾まいこは期待を裏切らない(笑)。この人が描く家族の物語は本当に心が温まります。自分を大切に思ってくれている人がいることがどれだけ心強いかを改めて感じることができました。本棚にあるので気になる人は声をかけてください!
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