県教委から平均点が発表されましたが…
2021年04月12日(月)
3月30日神奈川県教育委員会から公立高校合格者平均が発表されました。
教科 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021年度 | 54.6 | 58.2 | 65.7 | 50.1 | 72.6 | 301.2 |
2020年度 | 49.4 | 55.7 | 69.1 | 55.9 | 58.2 | 288.3 |
2019年度 | 49.8 | 50.3 | 59.1 | 61.3 | 42.5 | 263.0 |
昨年差 | +5.2 | +2.5 | -3.4 | -5.8 | +14.4 | +12.9 |
社会が取れないと2021年度は厳しかった
一昨年度平均42.5点が2年連続易しくなり、5教科中1番点数が高くなった。点数ボリュームゾーンも91-99点で20.6%。満点も合わせると4人に1人は91点以上。2021年度社会が取れないと差が出てしまう教科となった。
上位校は取れて当然の英語
約20%の合格者が81点以上となる英語。平均点は54.6点だが平均点層が多いわけではなくレベル差が大きい。英作問題の正答率が15%。それ以外は、全て正答率20%以上の問題。
平均から分からない数学
「例年通り」になっているが正答率10%を切る問題が3問出題。91点以上の割合が合格者の2%。基礎問題も多く出題されるため、50点から80点に点数が集中する。どれだけミスをしないで解くかがポイントとなる。ペンゼミも55-85点の範囲内にほとんどの生徒が集まった。
平均の調整が見られる国語
2020年度の平均点が高すぎたので調整したがはやり高めの国語。問題傾向はそこまで大きく変化はない。論述問題でも正答率は20%。一番正答率が低い問題は漢字の読み「惜別(せきべつ)」だった。
読み込まないと解けない理科
コロナ対応で1単元削除となった理科。知識がしっかり定着していなかったり、最後まで読み込まずに答えると間違える問題が複数出題。正答率40%を切る問題が7問。平均点以上に難しく感じるテストとなった。
ペンゼミ生公立組平均点
教科 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021年度 | 54.6 | 58.2 | 65.7 | 50.1 | 72.6 | 301.2 |
ペンゼミ平均 | 58.0 | 61.4 | 67.8 | 52.8 | 76.2 | 316.2 |
差 | 3.4 | 3.2 | 2.1 | 2.7 | 3.6 | 15.0 |
APクラス合計ペンゼミ生の平均点。Pクラスの中には、定員割校もあり模試と比べると最後の追い込みが効いていない生徒もちらほらいた。英語が数名を除くとAクラスでも偏差値が低い学年だったが、年明けからの特訓で大きく向上した。全体では国語・理科の全体平均を今後上げていくために来年度カリキュラム(入試対策)で調整が必要だ。
集団Aクラスの平均点
教科 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
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2021年度 | 54.6 | 58.2 | 65.7 | 50.1 | 72.6 | 301.2 |
Aクラス | 66.0 | 68.1 | 81.0 | 62.0 | 86.3 | 363.4 |
差 | 11.4 | 9.9 | 15.3 | 11.9 | 13.7 | 62.2 |
Aクラスの生徒たちは数学成績平均歴代1位になった学年。しかし数学の最終目標「80点台」。と言っていたが、そこまで届かなかった。70点台が多数を占める。理科はもう少し取れても良い…。スピードの強化から見直しに時間をかけられるように今後指導が必要と感じた。
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