小・中学生におすすめの本!【第2回】
2020年01月14日(火)
あけましておめでとうございます。文系担当の橋爪です。
今年も自分が読んで面白かった本をブログで紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
2020年1発目に紹介する本は東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」です。私が中学生の頃から東野圭吾さんの小説はかなり読んできましたが、最近は自分の中で空前の「瀬尾まいこブーム」が到来していて、東野作品はサボりがちでした。すると中1の女子から「東野圭吾の小説が読みたいんだけど、最近先生の本紹介で出てこないから、東野作品を読んで紹介してください」という要望が来ました。そこで映画化もされ、以前から気になっていた「ナミヤ雑貨店の奇蹟」をお正月休みで読むことを決意。3日間で読もうと思って読み始めると、あっという間に東野ファンタジーの世界に引き込まれ、400ページをほぼ休みなく一気に読み切りました。久しぶりに読んだ東野圭吾はとにかく面白かった!ぜひみなさんにも読んでもらいたい!!
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 著:東野圭吾
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが……。
物語は「ナミヤ雑貨店」に悩み相談をした5人のその後の人生がつづられています。初めはそれぞれ別の物語を読んでいるように感じますが、後半にかけてある場所で相談者全員がつながっていることに気づくはずです!物語が最初から最後まで見事につながっているので、なるべく一気に読んでもらいたい作品です!!
東野圭吾と聞くとミステリー作家というイメージが強いですが、「時生」や「手紙」など感動系の作品もとても面白く、私の読んできた小説の中でも、この2つはかなりお気に入りの作品です。今回読んだ「ナミヤ雑貨店の奇蹟」もミステリーというよりも、ファンタジーの要素が入った感動系の作品です。みなさんにもぜひ読んでいただきたいと思います。「時生」「手紙」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は本棚にあるので、読みたい人は気軽に声をかけてください!
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