小中学生におススメの本!【第29回】
2023年06月01日(木)
こんにちは。文系担当の橋爪です。
今回紹介する本は「君のクイズ」です。今年の本屋大賞にノミネートされたことで、最近は本屋で多く積まれています。また、先月の「アメトーーク」でも紹介されたので、目にしたことがある人もいるかもしれません。
本の詳細は下に記述していますが、簡単に言うと「クイズに正解するまでにどういう思考回路が働いているのか」について迫っていく作品です。
以前はクイズ番組をよく見ていましたが、クイズというのは「知っているかどうか」「いかに早く思い出せるかどうか」だと思っていました。しかし、知識だけではない部分の駆け引きや戦術が多く存在していることに驚かされました。
現実として、問題が読まれる前に正解することは不可能かもしれませんが、あり得るかもしれないと思わせるほど説得力のある話でした。
読んでみたい人は声をかけてください!
「君のクイズ」 著:小川哲
-問題が読まれる前に正解したクイズ王者。これは「ヤラセ」か、それとも「魔法」か。
-生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに正解し、優勝を果たすという不可解な事態を不審に思う。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになる。
「クイズはただの知識勝負ではなく、スポーツのような駆け引きのある競技である。」クイズ番組に出ている人はここまで考えているのかと、感心させられました。
ペンゼミ日記