ペンゼミ二宮校からのお知らせ一覧
1学期期末テストを振り返って
2021年07月12日(月)
例年よりも早く6月21・22・23日に1学期期末テストがあった。今回は月曜からはじまる定期テストで土日の使い方が非常に難しかったこと、更に9日前には体育祭もあり、切り替えがどれだけ早くできるかがポイントとなった。
全員のテスト結果が揃ったので少しその点について書こうと思う。
1学期期末テスト
致し方ないことかもしれないが中学校間・学年でかなりの平均点の差が生じている。先生によっても難易度が違うのは致し方ないが、やはり定期テストが地区で統一されて欲しいと願うばかり。今年度から二宮中学の「マイステップ(点数分布)」が非常に見やすく改善された。点数層への階級がしっかり分かり生徒たちも自分がどの位置にいるのか把握できるようになった。それに対して二宮西中学は、平均点のみとなった。例年では中央値まで記載があったが…。私自身は中央値の方を気にしていたので少し残念である。
中1生
二宮中
案の定といっても良いが、英語が中学はじめての定期テストとしては難しいテストだった。英作もかなり出題されていた。ペンゼミとしては、良い問題と感じているがかなり鍛えていないと9割は取れない。数学はかなりバランスの良いテストだったように思う。あのテストで平均58.9点、更に点数分布から、授業についてこれてない生徒も多い学年ということが分かる。
二宮西中
英語は、「はじめての定期テスト」というテストだった。「最初から英語を嫌わないで」というメッセージかな!?数学も同様、基礎問題が非常に多く、ミスをどれだけしないかが勝負。というテスト。同じ地区でも今回のテストは二宮中が難しかったように感じるし平均点でもそのように出ている。
二宮中学 | 英語 | 数学 |
---|---|---|
平均点 | 60.2 | 58.9 |
ペンゼミA | 84.3 | 78.7 |
二宮西中学 | 英語 | 数学 |
---|---|---|
平均点 | 71.2 | 61.3 |
ペンゼミA | 83.3 | 77.3 |
中学生になりはじめてのテスト。生徒たちに「何を感じたか」を問うと「部活も休みになってビックリした」「ワークを早くやらなくちゃいけないと思った」など、しっかり学んでくれたと思う。この反省(PDCA)を1年間くり返し、2年ではしっかりと結果につなげてもらいたい。中には「先生が言っていた9割にいかなくて悔しいです」という生徒もいた。その気持ちを周りにも伝染させたい。
中2生
二宮中
前評判通りかもしれないが、数学では発展問題が出題され平均53.8点。この学年は、中1時から平均50点前後(一番低い時は43.1点)という学年。問題をしっかり選定して自分のできる問題を確実に解くことが大事。英数に比べて国理社は非常に平均点が高く平均65点付近。9割以上取れないと成績5は見えてこない。
二宮西中
英語の平均が53.4点と非常に低いが、それ以外の科目は60点から65点。テストで確認したい力をしっかり見極めるテストとしては非常に良いテストだと感じている。前回テストでかなり難しい科目もあったので、調整がされているように感じた。基礎学力をしっかり身に付ければ点数アップもしやすく結果につながるテストだったのでかなり点数アップした生徒がいた。
二宮中学 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 |
---|---|---|---|---|---|
平均点 | 56.8 | 53.8 | 68.7 | 64.0 | 64.9 |
ペンゼミ | 64.8 | 70.3 | 69.7 | 76.1 | 75.1 |
ペンゼミA | 83.2 | 85.0 | 83.6 | 89.4 | 90.4 |
二宮西中学 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 |
---|---|---|---|---|---|
平均点 | 53.4 | 62.6 | 64.0 | 61.4 | 60.7 |
ペンゼミ | 67.8 | 74.5 | 73.7 | 76.0 | 66.3 |
※二宮西Aクラスは2名のため平均点を記載しておりません
前回点数より35点(5科目合計)以上アップした生徒9名。9割取った生徒がいたり、転塾してきた生徒も50点アップしたり、Aクラス二宮平均432点などかなり伸びてきた学年。以前、ブログにも書いたが今回もPクラスでは「石井塾」をやってしっかり成果も残してきた。自身にもつながってくれたのではないかと思う。
中2生 ついに始動〔石井塾〕
中3生
二宮中
前回の数学が70.3点と以上に簡単なテストだったが、今回は55.5点。理系に弱い学年であの難易度でかなり苦しかった。点数分布からも80点前半から成績5がつきそうだ。社会の平均が72.8点と非常に高くミスをどれだけしないかというテスト。教科間の平均のばらつきが非常に大きい。この学年の二宮中生は比較的、文系が強い。顕著に結果として出た。
二宮西中
テスト後、生徒たちが口を揃えて「英語・国語が難しかった」と言っていた通り英語・社会の平均点が低い。英語は英作が非常に配点が高く、中1・2までの内容の理解が非常に大事だった。国語は入試の傾向に沿った問題だが、現在の入試国語は点数源になるのに対し、難しめ。まだ生徒たちも対応できていないということかな。理科は平均点層がボリュームゾーンではないのだと思う。できる子・できない子に二分しているように感じる。
二宮中学 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 |
---|---|---|---|---|---|
平均点 | 57.8 | 55.5 | 71.0 | 62.3 | 72.8 |
ペンゼミ | 71.5 | 63.2 | 77.5 | 74.8 | 84.1 |
ペンゼミA | 72.0 | 70.3 | 83.8 | 79.7 | 91.7 |
二宮西中学 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 |
---|---|---|---|---|---|
平均点 | 54.3 | 65.7 | 51.8 | 57.6 | 59.4 |
ペンゼミ | 67.3 | 86.5 | 65.9 | 79.7 | 69.3 |
ペンゼミA | 83.0 | 92.0 | 76.2 | 88.2 | 74.0 |
最後の学年のビックイベント体育祭からの切替ができたかどうかが大きなポイントとなった。大きく点数を伸ばした生徒は、体育祭練習でもヘトヘトになりながらも優先順位をしっかり考えて行動できていた子だったように思う。例年と比べるとAクラス・Pクラスとの差が小さいので、今後クラスの入れ替えも出てくるように思う
ペンゼミ日記
中3生1名募集いたします
2021年07月01日(木)
夏期講習受講が決まり次第、募集を停止いたします。
体験期間
7月1日(木)から17日(土)の中から1週間
※夏期講習受講が決まり次第、この期間は全て無料体験授業といたします。
ガイダンス
7月19日(月)中3生ファイナルガイダンス
※夏期講習受講が決まり次第、無料で受講となります。
夏期講習
通常講習
前期:7月26日から8月7日/後期:8月16日から27日
通常講習では学校よりも先行して授業を行います
英語・数学・国語・理科・社会
全46回・・・¥29,700(税込・教材費込)
特色検査対策
全3回・・・¥1,100
※特色検査対策のみの受講はできません
全県模試
特色検査・・・¥2,200(税込)
8月20日(金)13:10-14:10
英数国理社・・・¥4,510(税込)
8月21日(土)9:40-15:20
※特色検査のみの受験はできません
入試対策講座
理科全8回【中1内容を総復習】・・・¥9,900(税込・教材費込)
社会全8回【地理単元を総復習】・・・¥9,900(税込・教材費込)
国語全4回【古文単元を対策】・・・¥5,500(税込・教材費込)
9月入塾キャンペーン
入塾金(¥11,000)無料
定員に達していない場合でも、受験までの残り日数に応じて募集を締め切らせていただくことがございます。予めご了承ください。
ニュース
成績で学力を判断できない時代!?
2021年06月23日(水)
ここ2・3年で露骨になってきたことを書こうと思う。
成績の付け方があまい
2020年度(昨年度)は、模試会社主催のセミナーでも「今年度は成績がどの中学もあまい」と言っていた。地区によって違いはあるにせよ、私(二宮町)も同感だ。学年のレベル・担当教師によって差が生じるのは致し方ないとは思う。毎年、同じ生徒ではない。中学生は義務教育7~9年目なので、それまでの蓄積がどれほどあるかで学年のレベルは変わってくる(極論は、小学校でどれだけ学習が習慣化されているかで大きな違いになるから小学校が一番大事なのかもしれない)。
講師を20年以上もやっていると「この子は成績5だろうな」「取り組み方次第で成績4になりそうだ」「定期テストで7割は取ってくるだろう」など授業中に考える。だから、ある程度各教科の「成績見込」は付く。毎週、会議でクラスや個々の状況を確認しているので教科間の連携も取れていると思う。
それに誤差を感じることが多くなってきたのがここ2・3年。
周りのレベルが下がったのか!?基準が以前より下がっているのか!?
指導(予想)しているより成績が高いということは悪いことではないが、これで良いのだろうか。
しかし、ペンゼミ生の中でも「この子は成績5でも良いのに…」と思う子に成績4が付くこともある。生徒には【点数】【授業態度(関心・意欲)】【提出物】で成績が決まると言っているので、どこかが欠けて成績4が付いているのだろうが点数ではない。最近では成績4はテストの点数で平均+5から+30など幅が大きい(平均60点で65~90点で成績4!?)。同様に成績3の点数幅も非常に大きい。平均ー15点でも成績3が付く生徒もいれば平均+15点でも成績3が付く生徒もいる。もちろん定期試験だけで成績を付けているわけではないことが分かっているが、学力検査では同じ成績として見られる。
クラス分けは成績を基準にできない
上記のことで、クラスは成績を基準で分けることができなくなった。学年に応じて「成績基準33(9教科中成績4が6教科・成績3が3教科)」を目安としていたが、現在ではPクラス(下のクラス)に成績33を超える生徒が複数いる。
では、何を基準にクラス編成としているか。
中3生は年間5回受験する「全県模試」が最優先。一応、志望校も考慮する。クラス編成の判断基準に成績が入ってこなくなった。
中1・2生は年間2回しか全県模試を行わないので、通常授業に実施ている小テストの結果が最優先。更に、欠席率なども考慮し、週1の会議で各講師の見解を確認する。理系科目を担当する私(塾長)が「この子を上のクラスにしよう」と提案しても「英語はまだ厳しいです」と言われれば、クラスを変えない。
体験生はどちらのクラスに!?
困ったことが「体験はどちらのクラスで行うか」ということ。面談時に成績は必ず確認するが、成績4、成績5であっても、その実力があるかどうかは判断が難しい。中1最後の成績で4だった体験生が、ペンゼミ生の成績3と同程度の実力だった(もっといえば成績3のペンゼミ生の方が実力がある)というケースはよくある。
なぜか!?
それは非常に単純なことかもしれない。成績が3のペンゼミ生も1年間、様々な問題に取り組み演習量が違うからだ。個人差はあるが、演習量を重ねた方が定着は強い。定期テストだけの短期記憶で点数をとり成績4を取った生徒より、定期的に学習をして成績3である生徒の方が定着が良い。中2の3学期には成績は逆転するし、模擬試験では大きな差がでる。(現中3生19期生は、中1時に成績平均があまり高くなかったが、中1時に様々な取り組みを経て中2の3学期の成績は平均的高い成績となった)
もちろん、体験生が転塾なのか、初めて塾に通うかというところも大きく違っている。
転塾の場合は、どの学習塾からの転塾か確認する。そうすると二宮地区の学習塾では、「この学習塾では英語が強い」など分かる。その子がペンゼミに入塾し英語の成績・点数は多少伸びただけ、数学の点数は飛躍的に伸びたのであれば、その学習塾は「英語は強いが、数学は比較的弱い」と考える。一点補足を入れておくが、英語は伸びるのに時間がかかる。
初めて塾に通う場合は、比較的伸びやすい。まずは学習習慣を正すこと。簡単に言うと「宿題をしっかり行い、小テストで受かること」だ。宿題をやっていれば、小テストも受かる。…。「理科・社会の小テストは受かる」に変更。理科・社会は最低限暗記を要する内容の小テストなので勉強量さえあれば受かるようになる。
では、英語・数学は!?
ペンゼミ英語科の小テストは、初めて学習塾に通う生徒はたいてい1発では受からない。特に成績4の生徒は約1か月くらいは再テストになる生徒が多い。単語だけではなく文法・長文・英作などが入っているので、勉強してきた単語が満点でも小テストは受からない。既習内容の文法、長文に対しての慣れがポイントとなってくる。
ペンゼミ数学科の小テストは、宿題をやってくれば受かるようには作成している。宿題内容の類似問題が全て正答であれば合格となる基準。それ以外にチャレンジ問題を出題する。Aクラス(上のクラス)のチャレンジ問題は、解けても正答率15%程。これが数学に必要な「考える力」を鍛える練習としている。初見の問題に弱い生徒は多いからこそ、どう立ち向かうか見ている。
最後に
ペンゼミは、入塾試験を行っていない。トップ進学校専門の学習塾ではないので、「個々をどれだけ伸ばせるか」を考え、導入や演習問題も選定している。クラスによってコンセプトは違う。Aクラス(上のクラス)は「難化する問題に挑戦」するため応用問題まで授業に取り組むし、Pクラス(下のクラス)は「徹底した基礎固め」をするために、基礎反復演習が多い。模擬試験を解かせれば点数差が出るが、定期試験ではPクラスでも80点台後半を取る子も多い。最近では、Aクラスの生徒成績よりもPクラスで授業を受けている生徒成績の方が高い子も複数名でてきた。それぐらい実力と成績の付け方に誤差が出てきたということ。
では、何が必要なのか!?
はやり成績ではなく「実力」ではないか。「成績3だからまだ大丈夫」「成績4だから平均以上だよね」と考えているのであれば、その先に下がることは明白。更に、「成績が下がりそうだからそろそろ学習塾に通わないと」と考えて行動するのであれば、何よりも優先して行動をすべきだと思う。部活を休んででも塾の体験に行き、土日のお出かけをやめてでも勉強をする。落ち始めている子と小さくても比例して伸びている子では簡単に逆転する。このブログを書きながら、「焦りを感じた塾に通っていない中学生は、ペンゼミでなくても良いのでどこか学習塾に通ってたくさん演習して実力を付けてほしい」と思ってしまった。「成績で学力を判断できない時代」。気が付いた時には既に取り返しがつかないためにも実力を付けていきましょう!!
オブラートに包まずもっとストレートに最初はブログを書いていたが、読み返してかなり修正をしたので文章が支離滅裂になってしまった。元々、文才があるわけではないのでご勘弁を。
講師の日記