県教委から平均点が発表されましたが…

2024年04月01日(月)

神奈川県教育委員会から公立高校合格者平均が発表されました。

教科英語数学国語理科社会合計
2024年度47.055.664.057.354.8278.7
2023年度55.353.075.151.058.4292.8
2022年度52.152.961.358.962.4287.6
昨年差-8.3+2.6-11.1+6.3-3.6-14.1

各教科の変化や特徴などは大手学習塾さんがブログにしてくれているので今回は全体的に感じたことを綴ろうと思います…

見ての通りですが…

文系科目(英国社)が下がり、理系科目(数理)が上がった2024年度。受験後、自己採点のためにペンゼミ生が来た際も、今までに取ったことの無い(英語の)点数にショックで泣き出してしまう子も。英語の力が元々あった子に影響はあまりないものの、「確実にこの問題はできる」という問題が少なかったように感じます。更に、昨年度があまりに高かった国語の平均点が下がったが、この平均点でも5科目の中では一番高い。古文の読みにくさや記述の変更があったにせよ、これ以上、平均点が高いのもどうかと…。

ペンゼミ平均

教科英語数学国語理科社会合計
2024年度47.055.664.057.354.8278.7
ペンゼミ平均58.666.970.268.863.2327.7
11.611.36.211.58.449

21期生も3クラス体制(習熟度順にAクラス・Pクラス・Nクラス)で授業を行ったが、Aクラス・Nクラスの人数が少なく、Pクラスが半数以上だった。入塾制限を設けていないこともあるので、年度によって差が出るのは致し方ないが、例年の中でもかなり低いと本人たちにも伝えていた。昨年度よりも平均差が低い(県平均よりもそこまで高くない)がこれでも良く対策ができたと思うし、生徒たちもも頑張ってくれたと思う。

ペンゼミAクラス平均点

教科英語数学国語理科社会合計
2024年度47.055.664.057.354.8278.7
Aクラス72.571.575.578.971.5369.9
25.515.911.521.616.791.2

問題の分析もそうだが、授業カリキュラムも含めて今後の対策に力を入れていきたい。

入試情報

県教委から平均点が発表されましたが…

2023年03月31日(金)

神奈川県教育委員会から公立高校合格者平均が発表されました。

教科英語数学国語理科社会合計
2023年度55.353.075.151.058.4292.8
2022年度52.152.961.358.962.4287.6
2021年度54.658.269.150.172.6301.2
昨年差+3.2+0.1+13.8-7.9-4.0+5.2

大手学習塾さんが、各教科の変化や特徴などはブログにしてくれているので今回は全体的に感じたことを綴ろうと思います…

見ての通りですが…

国語の平均点の高さは、目を引きますね。これが合格者の【全体平均】ですからね。得点分布を見ても81点以上が約5割(46.6%)、71点以上が約7割(66.7%)だった国語。ボリュームゾーンは81-90点の30.1%。1問のミスが命取りになるテスト。「国語が苦手だ」なんて言ってられないのが2023年度入試。一番平均点が低い理科との差は24.1点。

更に、国語を除けば8点以内に4科目(英数理社)平均が並ぶわけですが、平均点が上位1・2・3位の科目が国語・社会・英語って…。文系で点数を稼ぐしかない。得点分布でも露骨に出ていますが、上位10%を比較すると英語91点以上(10.6%)。数学81点以上(4.8%)・71点以上(15.4%)。国語91点以上(16.7%)。理科81点以上(10.3%)。社会91点以上(9.5%)となるわけで、理系科目で高得点が取りにくいのがご理解いただけるのでは!?

正答率を比べると…

各問の正答率も科目によって大きな差が出ます。正答率25%以下(4人に1人が正解)で各科目で比較すると…。

英語は正答率25%以下の問題はなし。27題が出題され一番の難問でも正答率31.5%。では、平均点が高いのでは!?逆に正答率80%以上の問題が2題しかないため、英語に苦手意識のある子は「どこ」で点数を稼ぐのか難しい。英語ではマークシート以外に英作が1題出題。しかし、その問題も正答率42.2%と非常に高いので、「英作ができないからやらない」では勝負にならない。

数学は正答率25%以下の問題4題。しかも配点が高い。でも平均点53.0点となるのは、正答率80%以上の問題が10題あるので、点数を確実に取る所が決まっているのが数学。2023年度は例年と比べると難問が解きやすかったと思いましたが、難問3問の正答率は4.0%・5.9%・8.0%と正答率10%を切る。受ける前から【平面図形・関数・空間図形】の3題を捨てた子も多い?出題数は25題。

国語は「文字数指定(25字以上35字以内)のことばの完成」が17.1%で一番の難易度。それを除くと48.8%以上の問題しかない。30題の中で正答率80%以上の問題が15題。半分の問題が非常に高い正答率になり、低い正答率も無ければ平均点も高くなるわけです。81点以上で喜べない。約半数(46.8%)は81点以上になっていた。

理科は出題方式は全く変更がないが、点数源が絞りにくい。【物理・化学・生物・地学】と4単元が満遍なく出題される。大問では(ア)(イ)(ウ)(エ)とあれば、(ア)は簡単で(エ)が難しいというわけでもない。28題出題されている中で正答率25%以下は4題(15点分)だが数学のような10%を切る問題はない。逆に正答率80%以上は2題(7点分)と点数を取りにくい科目といえる。

社会は平均点が下がったといっても58.4点。33題出題されているが正答率25%以下の問題は英語と同じくなし。一番の難問でも30.1%。だから、平均点の低下は難問が多く出題されたわけではない。昨年度に多かった正答率80%以上が2題に抑えられたことが原因。それにしても正答率50%以上が22題もあれば平均点が高くなるよね…。

ペンゼミAクラス平均点

教科英語数学国語理科社会合計
2023年度55.353.075.151.058.4292.8
Aクラス92.468.386.776.381.2404.8
37.115.311.625.322.8112.0

昨年度の反省から数学のAクラスでは、Aクラスの2つのカリキュラムに分けて入試対策(11月から)の授業を行った。カリキュラムαの目標は80点以上、カリキュラムAの目標は70点以上。Aでは、70点以上の子が多く出たが、αで80点以上が出なかった。αで行った子が少ないということもあるが、一番の原因は難問【平面図形・関数・空間図形】で正答を導けたのに、簡単なミスが出てしまったからである。本人たち曰く時間配分も難しかったようだが、難問を解く力を付けても、そこで間違えてしまったら…逆にAは数学が苦手な女子も70点台を確実に取れた。しかし、平均が70点を超えなかったことは更に今年度も改善をしていかなくてはいけないと感じた。数学・理科はペンゼミ生の各問の正答率も出し、県教委の資料とも見比べた。理科のカリキュラムの順番を変更した分、正答率が高かったり低かったりした単元もあった。ゴールデンウィークまでに入試対策のカリキュラムをもう一度見直そうと思う。

入試情報

県教委から平均点が発表されましたが…

2022年04月02日(土)

神奈川県教育委員会から公立高校合格者平均が発表されました。
春期講習5日の授業も終了したので、ブログを更新しよう!

県教委から平均点が発表されましたが…


教科英語数学国語理科社会合計
2022年度52.152.961.358.962.4287.6
2021年度54.658.265.750.172.6301.2
2020年度49.455.769.155.958.2288.3
昨年差-2.5-5.3-4.4+8.8-10.2-13.6

社会が難化というけど…

全てマークシートになった社会。平均点10点程ダウンというけど、5科目の中でやはり一番高い。社会苦手だと厳しい入試になった。19期生は社会が強いので助かったけど。

 

21-40点が30%以上の英語

平均2.5点ダウンは、「英語が苦手な子にとって取りやすい問題が減った」ことが原因では?上位校受験者は取れて当然のテストだった。英作でも13.3%の正答率(例年並)。

 

平均ダウンは上位層の結果数学

平均約5点ダウンは、上位層のダウン。昨年91点以上の割合が2%だったが、今年は0.2%。難しい問題の点数配分も高くなった結果。81点以上が3%未満。

 

平均の調整が見られる国語

問題配置・傾向の変更で平均点を調整!?漢字の読みまでマークシートだったが、問1(ア)(a)から難しく感じたのでは。得点分布がきれいな正規分布。

 

読み込まないと解けない理科

社会・数学同様全てがマークシートに。基礎を身に付け、しっかり問題文を読解できれば(そのような特訓ができれいれば)高得点になる。初見の問題は焦らないこと。

 

ペンゼミ生公立組平均点

教科英語数学国語理科社会合計
2022年度52.152.961.358.962.4287.6
ペンゼミ平均67.962.574.171.281.2356.9
15.89.612.812.318.869.3

APクラス合計ペンゼミ生の平均点。昨年と比べると非常に高くなったが、理由は定員割校・低倍率校を受験した生徒が今年度はいないこともある。何と言っても英語が非常に伸びた理由は、橋爪が2021年度に取り入れたVocabulary GRIT2500。小テストのレベルも非常に高かった。「英語が苦手」だっただけど、橋爪を信じ頑張った生徒たちは見違えるほど出来るようになった。文系が多い学年だったこともあり、英国社の平均の方が高いが、(数学は点差が付きにくいとしても…)理科がもう少し取らせたかったので悔しい。

2021年度英語科新たな取り組み

 

集団Aクラスの平均点

教科英語数学国語理科社会合計
2022年度52.152.961.358.962.4287.6
Aクラス77.56778.481.290.3394.4
25.414.117.122.327.9106.8

数学が弱い学年ではあったが、81点以上(2.7%)はAクラスの約2割は81点以上だった。しかし、平均67点は不甲斐ない。高得点を取ることも大事だが、取りこぼさないように点数を取ることを大事にしたい。模試の結果でも常に国語が出来る学年だった。問題配置・傾向の違いは「あることが当然」と授業では言っていたが、それ以上に生徒も同様したのかもしれない。

入試情報

県教委から平均点が発表されましたが…

2021年04月12日(月)

3月30日神奈川県教育委員会から公立高校合格者平均が発表されました。

教科英語数学国語理科社会合計
2021年度54.658.265.750.172.6301.2
2020年度49.455.769.155.958.2288.3
2019年度49.850.359.161.342.5263.0
昨年差+5.2+2.5-3.4-5.8+14.4+12.9

社会が取れないと2021年度は厳しかった

一昨年度平均42.5点が2年連続易しくなり、5教科中1番点数が高くなった。点数ボリュームゾーンも91-99点で20.6%。満点も合わせると4人に1人は91点以上。2021年度社会が取れないと差が出てしまう教科となった。

 

上位校は取れて当然の英語

約20%の合格者が81点以上となる英語。平均点は54.6点だが平均点層が多いわけではなくレベル差が大きい。英作問題の正答率が15%。それ以外は、全て正答率20%以上の問題。

 

平均から分からない数学

「例年通り」になっているが正答率10%を切る問題が3問出題。91点以上の割合が合格者の2%。基礎問題も多く出題されるため、50点から80点に点数が集中する。どれだけミスをしないで解くかがポイントとなる。ペンゼミも55-85点の範囲内にほとんどの生徒が集まった。

 

平均の調整が見られる国語

2020年度の平均点が高すぎたので調整したがはやり高めの国語。問題傾向はそこまで大きく変化はない。論述問題でも正答率は20%。一番正答率が低い問題は漢字の読み「惜別(せきべつ)」だった。

 

読み込まないと解けない理科

コロナ対応で1単元削除となった理科。知識がしっかり定着していなかったり、最後まで読み込まずに答えると間違える問題が複数出題。正答率40%を切る問題が7問。平均点以上に難しく感じるテストとなった。

 

ペンゼミ生公立組平均点

教科英語数学国語理科社会合計
2021年度54.658.265.750.172.6301.2
ペンゼミ平均58.061.467.852.876.2316.2
3.43.22.12.73.615.0

APクラス合計ペンゼミ生の平均点。Pクラスの中には、定員割校もあり模試と比べると最後の追い込みが効いていない生徒もちらほらいた。英語が数名を除くとAクラスでも偏差値が低い学年だったが、年明けからの特訓で大きく向上した。全体では国語・理科の全体平均を今後上げていくために来年度カリキュラム(入試対策)で調整が必要だ。

 

集団Aクラスの平均点

教科英語数学国語理科社会合計
2021年度54.658.265.750.172.6301.2
Aクラス66.068.181.062.086.3363.4
11.49.915.311.913.762.2

Aクラスの生徒たちは数学成績平均歴代1位になった学年。しかし数学の最終目標「80点台」。と言っていたが、そこまで届かなかった。70点台が多数を占める。理科はもう少し取れても良い…。スピードの強化から見直しに時間をかけられるように今後指導が必要と感じた。

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  • 教室長 有馬 雅彦

    教室長 有馬 雅彦

    私自身も、このペンシルゼミナール(工藤学園)の卒業生です。
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