1学期を振り返って…

2022年08月15日(月)

例年1学期が終わる頃には、「1学期を振り返って…」や「1学期期末テストを振り返って…」などもブログを書いていたが、今年は書く気になれない事がありまして…。

 

<昨年度のブログ>
2021年度1学期期末テストを振り返って
 

ペンゼミの年度初めは3月。2021年度は10月から中学生の募集が出来なくなったので、新年度に新設教室(1F)も契約し、クラスも増設し全ての学年で募集を再開することができました。ありがたいことに3月に新年度生が多く入塾していただきました。
 

我々はペンゼミ生全員の学力を向上させ、定期テストでも点数をアップし自信を付けてくれればと思い日々「当たり前のことを当たり前にできるように」指導をしているつもりです。
 

やはり新入生(2022年度は転塾生も多かったです)は伸びやすい。3・4月入塾生全員が前回のテストより(5教科合計)点数アップ達成。100点以上アップした生徒も複数名。新入生のみだと平均59点アップ。本当に良く頑張ってくれたと思います。
 

もちろん新入生たちだけではありません。前学年では、あと一歩届かなかった数学9割達成する子、中2から理科・社会の授業をはじめたこともあり爆発的に点数アップした子も複数でました。
 

そうなるとやはり、成績も期待してしまうわけです…。
 

もちろん成績が大幅にアップした生徒も出ていますが、点数大幅アップした生徒の中には、成績はあまり変化が無い子も数名、9割以上の点数を取れたでも成績5は付かない子が多数。平均が高かったり、90点以上が多数でているのであれば理解もできるのですが、そういうわけではないようでとても理解に苦しむ成績が多かった。同じ点数でも成績が違ったり、点数と成績の逆転も多く見られました。
 

更に、実技科目の成績変動が非常に大きかった。特に中3生だが、ここまで違うと高校選択の基準が困る。公立高校もそうだが、私立高校専願志望の中には1学期の成績で選考される高校もあるが…。2学期に前学年同様に戻るということもあるのか!?
 

中には…
今回の点数では1つ下がってしまうかも!?と思っていた子がキープも複数。やはり、理解に苦しむ。
 

「ペンゼミは成績を取るために指導しているのです?」以前、そのようなことを入塾説明時に聞かれたことがある。もちろん答えはNOだ。しかし、結果として「学力アップ⇒やることもできるようになった(提出物なども)⇒成績アップ」することは自然の流れだと思う。
 

「成績の付け方の基準が変わった」ことは理解している。「日頃の授業が大事であること」も。思った成績が付かなかった子は「思考・判断・表現が少し足りてないかも」など思い当たる節がある子もいる…。それとも「主体的に学習に取り組む態度」がその子たちには足りなかった??
 

学校の面談では、「〇〇だったから成績は4だった」など、上がらなかった理由・下がった理由などの話しに重きを置いているので、どこか「(先生への)気に入られ方・認められ方」を確認しているような気になってしまう。一概には言えないと思うが、上位校で成績が低く合格している子は、先生の評価は低くても実力で合格を勝ち取っている感じになってしまう。
 

やはり「子供に数字の成績を付けることは本当に難しいことをしている」と思う。県一斉テストで点数順に成績を付ければ、学校の先生も点数を取らせようと必死になって授業をしたり、進度も気にすると思うのだが、そのようにはならないんだろうな。
 

追伸
自分でも気が付いていますが…。これが「ブログを書く気になれない事」って…。それは甘えですな。

ペンゼミ日記

第1回全県模試を終えて…

2022年06月16日(木)

5月29日実施の全県模試〔合格判定表〕が届きました!!
自己採点(個々で生徒もしますが、我々も試験後すぐに行います)した結果と見比べましたが…

 

あまり自慢できる結果ではありませんが、今後の成長のために分析結果を公表します。

 

ペンシルゼミナール二宮校20期生(中3生)は英数国理社の中で理科の成績平均(3.9)が一番高い。歴代の中でも高いんですけどね…。やはり成績平均と模試の結果はリンクしない。

 

模試結果

第1回全県模試英語数学国語理科社会5科
ペンゼミ平均58.556.864.442.350.2272.1
全県平均50.849.965.241.348.8256.1
ペンゼミ偏差値545449505152
成績平均3.883.923.673.923.83-

平均すると19期生より低い…。英語・数学はまだしも…。国語・理科・社会が悲惨なことに。確かに対策はしていないもののここまでか…。会議でも「20期生は国語ができなんですよ…」とよく話題になっているが、偏差値50を切るとは。

でもね…。悪かったから「ダメだこりゃ!」じゃなくて、これからどれだけアップさせられるか!?それが、楽しみなんですよ!正答率などから夏期講習の入試対策方法も変更して、まずは8月の第3回全県模試で偏差値をどこまで上げられるか!腕の見せ所でしょ♪だから、しっかりついておいでね!

<2021年度の夏対策>
19期生の夏の取り組み【全県模試で理科偏差値3UP達成!!】
 

理科の分析結果

各教科分析していますが、今回は特別に理科の分析結果を一部公表。模擬試験が届いたらまずは問題分析。各問ごとにレベル・解説を作成して、受験後にクラス目標を発表。生徒たちには「えー」と驚かれますが、Aクラス92点・PNクラスは57点は取れるテスト(だから、そこまで難しくないって!)。中1単元・中2単元が50点・50点の100点満点。ペンゼミで理科を指導するのは、中2からなので中1単元はやはり低くても致し方ない。では、結果…。

理科得点平均正答率
中1単元19.25/5042.9%
中2単元22.36/5047.5%

正答率が中1単元より中2単元が高いのは普通のこと。しかし、思ったより中2単元の正答率が低い。思ったより中1単元の正答率が高い。では、難易度別で考えてみると…

こんなことを分析しています。それを基に、次の対策を学年・クラスベースで毎年対応を考え、模試ごとに確認するんですけど、思い通りに上がることもあれば、どうでないときも。これからあと6か月ちょっとですが、伸ばせるだけ伸ばすぞ!!

最後に…

ペンシルゼミナール二宮校はトップ公立高校進学専門塾ではありません。入塾テストもありません。
人数制限は、しっかり一人一人を見るために設けてありますが先着順です。だから学年のレベル差や個々のレベル差も非常に大きいので、クラスごとに大きくコンセプトは変わります。しかし、「点数・偏差値を伸ばす」ということは変わらない!

ペンゼミ日記

2021年度を振り返って

2022年03月25日(金)

本日は、終業式。すでに新年度が開始しているが、良い機会なので2021年度を振り返ろうと思う。

 

2021年度は…

新年度スタート時は、例年より中1生が多かったこと、更にレベル差もあったので初めて中1生を2クラスにして、中1~3生まで2クラス体制で始まった。中1生のPクラスは6名のみで行い基礎を徹底したクラスにした。中2生は9月には定員数に達し、中3生は新年度の始まりの段階(入塾・退塾は多少あったが)で募集を行わなかった。そんな人気塾というわけでは無いのだが、ありがたい限り。集客を考えず、ペンゼミ生の学力アップだけを考えられることは本当に幸せだと思う。学習塾とは、大事なお子さんを任せていただいている所。しっかり全員に目が行き届き、学力・点数・成績をアップさせなくてはいけない。それに専念できた。

 

教科の話(英数特)

英語は2021年度からVocabulary GRIT2500を導入した。高校生が使うような英単語帳だが、しっかりルールを守っていた生徒の英語が非常に伸びた。単語テストも授業時間内に行わず自学で進ませた。授業時間内に行う英語のテストはクラスコンセプトによって大きく違うが新出単語・文法・長文などをミックスしたテストで、本当に英語の力が無いと受からないテストだったように思う。その直しまで徹底して行うと次第に小テストが合格できるようになっていった。2021年度からガラっと変えた橋爪という男、恐るべしである。

2021年度英語科新たな取り組み


 
数学は、テスト対策教材の配布時期を1週間早めるようにした。使用するのは2週間前だが、テスト対策日程表を配布するタイミングで配布した。3週間前は学校のワークを行うことを徹底しているのだが、通常の授業がしっかり定着している子はワークが終了するのも早い。「勉強する時間があるのにやる教材がない」ということを無くした。「初見の問題に弱い」のは当たり前になりつつある。だから、初見にしないように多くの問題に触れることを数学が弱い子には行動を起こさせた。その通り行動を起こせた子の中には、成績3レベルでも4、成績4レベルでも5を取ることができた。行動が身になり結果を残してくれたことはきっと自信につながるだろう。
 
特色は、10月まではどの問題も捨問(これはやらなくても良い)を作らず適性を個々で知るようにし、11月からは問1・2をしっかり解説を入れながら定着し、問3・4問題は個々対応にしていった。過去問1ムズ・問2普通/問1普通・問2ムズと来ているわけだから、どこの学習塾でも問1・2は対策しやすかったと思う。満点を取りに行くわけではなく、各高校のボリュームゾーン+αを狙うように対策をしていった。19期生の中でも、しっかり個々で質問に来た子たちの平均点は60点を超える結果になった。今回の反省を活かし2022年度(20期生)には、少し働きかけとカリキュラムを変更し対策に取り掛かっている。

 

ペンゼミ部廃部

17期生からはじまったペンゼミ部だったが、3代目19期生は中3に入るタイミングでブログにも書かなくなった。本人たちにも伝えていないが私自身「廃部」とした。初代・2代目はペンゼミ部を誇りとして頑張ってくれていたので、個人的には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。彼らがペンゼミに遊びに来てくれた時に継続できなかったことは謝ろうと思っている。

3代目ペンゼミ部(19期生)は、中2時に一度ペンゼミ部を解散し再結成した。しかし、部の活動も結束がなく最終的には「テスト4週間前から毎日、通って頑張ります」と部長から話があった時に、私は「分かった」と一言残し解散することを決めた。それからはブログでも、本人たちの前でも「ペンゼミ部」について触れないようにした。

19期ペンゼミ部再結成

 

最後に

2020年度からコロナ感染対策に追われ、落ち着いてきたと思ったらまた…、「明日は9人に教材を届けて…」「この授業をずらしてオンライン授業を1つやって…」など、通常ではない毎日がまだ続いた1年だったように思う。特に2020年度初期と2021年度末期には。そんな中でも、ペンゼミ生たちは臨機応変に本当良く頑張ってくれたと思う。スタッフにもかなり無理をさせてしまった。

学校も、どの学習塾もそうだけど、今後もコロナと付き合っていかなくてはいけないと思う。この状況下でも生徒の学習の手を止めることはしてはいけない。自ら動き続けているペンは強い。それをサポートするのがペンシルゼミナールの使命だと思う。

 
追伸
2021年度も終わり一言言えることは、「私は本当に恵まれている」ということです。素晴らしいペンゼミ生・保護者様・スタッフに囲まれ、今年度も一緒に精一杯頑張って来れました。「やる気を育てるペンシルゼミナール」ですが、きっかけを与えたペンゼミ生たちは本当に良く頑張ってくれます。私自身が「やる気」をもらうこともしばしばです。入試説明会・希望者面談・受験終了後にいただいた保護者様からのお言葉などは私の活力になっています。ペンゼミ生の状況を確認し、学力アップのために毎回試行錯誤しているスタッフの姿を見て私自身も刺激を受けています。恵まれた環境下に、この場をお借りして一度、お礼をお伝えいたします。ありがとうございます。そして、2022年度もペンゼミ生と一緒に頑張っていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

ペンゼミ日記

まずはこの2つを徹底!!

2022年03月19日(土)

嬉しいことに、3月中旬に中学生募集残席数も残りわずかとなっております。ありがとうございます。残席数に関しては、できるだけ早期に更新をいたしますので、HPをご覧にいただければと思います。

大事なお子さんを預けていた責任は非常に大きいと思っています。しっかりと学力・点数・成績を伸ばしていかなくはいけない。そのために、必要最低限の2つの約束事を1クラスを除いて全クラスに話しをしました。

宿題をやる

当たり前のことからもしれませんが、1つ目は「宿題をやる」です。
今回、3月(新学期)に多くの体験・入塾をしていただきました。この時期は、転塾されて入塾する生徒も多いのですが、宿題が終わっておらず「残ってやりまーっす」「忘れましたー」など、前の塾ではそれが許されていたようで少し驚きました。宿題は、その日に行った授業をしっかり定着するために行う必要最小限の演習です。次の授業後にやっているようでは、その授業の理解度にも関わります。

更に「宿題をやる」というのは終わらせることが目的ではありません。しっかり理解するということが大事。1度解けた問題が、次に解けなくなること良くあることです。何度も解いて、力を積み重ねることが大事なんです。分からなかった問題は授業開始前までに質問をする。そして、その問題を解けるようになるまで解くことが必要。

数学は「宿題の内容+α」を毎週、小テストします。Aクラスでは、発展的な問題を必ず出題するようにしていますが、PNクラスでは、宿題や授業で取り扱った問題を小テストにそのまま出題することもあります。「宿題を終わった」でなく「宿題が理解できた」確認を小テストしていきます。

英語は、単純な英単語の小テストは授業中に行いません。各自で受けて提出する形式にしました。英語の小テストは、新出単語・文法問題・長文などを中心とした内容になっているので既習内容(前学年も含)が定着できていないと合格できない。毎回、クラス毎にコンセプトを決めて行っています。

再テストを1週間以内に合格する

英語・数学は週1回必ず小テストがあります。2つ目は、小テストで合格点に満たなかった場合「1週間後の授業が始まる前までに再テストを合格する」ということです。再テストでは、合格点の基準も厳しくなります。更に数学では「再テストは満点を取りなさい」とも伝えています。英語は「間違い直しノート」が存在します。

最後に

ペンゼミには、その他にも「授業前にテキスト・ノート(宿題)」を開いておく、授業開始前に質問をする、授業5分前には着席しているなどのルールがある。どれも在校生にはそれが当たり前になっている。新年度に入り2週間が経過したので1回目の小テストを実施が全てのクラスで終了したが、今回(数学)小テストで一発合格したのは、新入生では1人もいない。在校生でも半数ほどだった。【ペンゼミの小テストは難しい】というわけではない。宿題をしっかり理解できていれば合格できる。まずは、『当たり前の基準』をアップすることを3月の目標にしようと思う。

追伸

1クラスだけ2つの約束事をしていないクラスがある。3Aクラスだ。彼らはペンゼミに1年以上通っている子が多く当たり前のことは身に付いている。宿題の質問は、授業前では無く前日までに直接質問に来る子が多い。授業開始3分前に私がクラスに入っても、宿題はもちろん、テキストも開いてある。更に小テストは「満点こそ美学」と考えている。学校の定期試験も満点を狙っている。出来る・出来ないではなく、その姿勢・考え方がペンシルゼミナールに広まっていくようにしていきたい。

※そんなことを書きながら18日(金)に行った3A数学の小テストは全員が不合格になった。令和3年度の確率の問題を出題したからだが、現段階で彼らなら出来てほしいという願望もあった。ブログを書いている現在、3Aクラスの2割の生徒は自習しに来ていて、再テストを受けるだろう。もちろん今日は彼らの授業はない。でも、まだまだ鍛えていかないとだめだなぁと思う今日この頃である。

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  • 教室長 有馬 雅彦

    教室長 有馬 雅彦

    私自身も、このペンシルゼミナール(工藤学園)の卒業生です。
    ペンゼミは、「生徒をやる気にさせる学習塾」、そして「生徒のやる気に応える学習塾」であり続けたいと思っています。
    ペンシルゼミナール二宮校で、一緒に頑張りませんか!?

  • 橋爪(文系科目担当)

    橋爪(文系科目担当)

    橋爪先生は私(有馬)の教え子でもあります。いつも生徒のことを考え一人一人丁寧な指導をするのが特徴です。
    分からなかった根本まで見つけて、教えてくれるのも橋爪先生の人気の秘密です!

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