2021年度を振り返って

2022年03月25日(金)

本日は、終業式。すでに新年度が開始しているが、良い機会なので2021年度を振り返ろうと思う。

 

2021年度は…

新年度スタート時は、例年より中1生が多かったこと、更にレベル差もあったので初めて中1生を2クラスにして、中1~3生まで2クラス体制で始まった。中1生のPクラスは6名のみで行い基礎を徹底したクラスにした。中2生は9月には定員数に達し、中3生は新年度の始まりの段階(入塾・退塾は多少あったが)で募集を行わなかった。そんな人気塾というわけでは無いのだが、ありがたい限り。集客を考えず、ペンゼミ生の学力アップだけを考えられることは本当に幸せだと思う。学習塾とは、大事なお子さんを任せていただいている所。しっかり全員に目が行き届き、学力・点数・成績をアップさせなくてはいけない。それに専念できた。

 

教科の話(英数特)

英語は2021年度からVocabulary GRIT2500を導入した。高校生が使うような英単語帳だが、しっかりルールを守っていた生徒の英語が非常に伸びた。単語テストも授業時間内に行わず自学で進ませた。授業時間内に行う英語のテストはクラスコンセプトによって大きく違うが新出単語・文法・長文などをミックスしたテストで、本当に英語の力が無いと受からないテストだったように思う。その直しまで徹底して行うと次第に小テストが合格できるようになっていった。2021年度からガラっと変えた橋爪という男、恐るべしである。

2021年度英語科新たな取り組み


 
数学は、テスト対策教材の配布時期を1週間早めるようにした。使用するのは2週間前だが、テスト対策日程表を配布するタイミングで配布した。3週間前は学校のワークを行うことを徹底しているのだが、通常の授業がしっかり定着している子はワークが終了するのも早い。「勉強する時間があるのにやる教材がない」ということを無くした。「初見の問題に弱い」のは当たり前になりつつある。だから、初見にしないように多くの問題に触れることを数学が弱い子には行動を起こさせた。その通り行動を起こせた子の中には、成績3レベルでも4、成績4レベルでも5を取ることができた。行動が身になり結果を残してくれたことはきっと自信につながるだろう。
 
特色は、10月まではどの問題も捨問(これはやらなくても良い)を作らず適性を個々で知るようにし、11月からは問1・2をしっかり解説を入れながら定着し、問3・4問題は個々対応にしていった。過去問1ムズ・問2普通/問1普通・問2ムズと来ているわけだから、どこの学習塾でも問1・2は対策しやすかったと思う。満点を取りに行くわけではなく、各高校のボリュームゾーン+αを狙うように対策をしていった。19期生の中でも、しっかり個々で質問に来た子たちの平均点は60点を超える結果になった。今回の反省を活かし2022年度(20期生)には、少し働きかけとカリキュラムを変更し対策に取り掛かっている。

 

ペンゼミ部廃部

17期生からはじまったペンゼミ部だったが、3代目19期生は中3に入るタイミングでブログにも書かなくなった。本人たちにも伝えていないが私自身「廃部」とした。初代・2代目はペンゼミ部を誇りとして頑張ってくれていたので、個人的には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。彼らがペンゼミに遊びに来てくれた時に継続できなかったことは謝ろうと思っている。

3代目ペンゼミ部(19期生)は、中2時に一度ペンゼミ部を解散し再結成した。しかし、部の活動も結束がなく最終的には「テスト4週間前から毎日、通って頑張ります」と部長から話があった時に、私は「分かった」と一言残し解散することを決めた。それからはブログでも、本人たちの前でも「ペンゼミ部」について触れないようにした。

19期ペンゼミ部再結成

 

最後に

2020年度からコロナ感染対策に追われ、落ち着いてきたと思ったらまた…、「明日は9人に教材を届けて…」「この授業をずらしてオンライン授業を1つやって…」など、通常ではない毎日がまだ続いた1年だったように思う。特に2020年度初期と2021年度末期には。そんな中でも、ペンゼミ生たちは臨機応変に本当良く頑張ってくれたと思う。スタッフにもかなり無理をさせてしまった。

学校も、どの学習塾もそうだけど、今後もコロナと付き合っていかなくてはいけないと思う。この状況下でも生徒の学習の手を止めることはしてはいけない。自ら動き続けているペンは強い。それをサポートするのがペンシルゼミナールの使命だと思う。

 
追伸
2021年度も終わり一言言えることは、「私は本当に恵まれている」ということです。素晴らしいペンゼミ生・保護者様・スタッフに囲まれ、今年度も一緒に精一杯頑張って来れました。「やる気を育てるペンシルゼミナール」ですが、きっかけを与えたペンゼミ生たちは本当に良く頑張ってくれます。私自身が「やる気」をもらうこともしばしばです。入試説明会・希望者面談・受験終了後にいただいた保護者様からのお言葉などは私の活力になっています。ペンゼミ生の状況を確認し、学力アップのために毎回試行錯誤しているスタッフの姿を見て私自身も刺激を受けています。恵まれた環境下に、この場をお借りして一度、お礼をお伝えいたします。ありがとうございます。そして、2022年度もペンゼミ生と一緒に頑張っていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

ペンゼミ日記

まずはこの2つを徹底!!

2022年03月19日(土)

嬉しいことに、3月中旬に中学生募集残席数も残りわずかとなっております。ありがとうございます。残席数に関しては、できるだけ早期に更新をいたしますので、HPをご覧にいただければと思います。

大事なお子さんを預けていた責任は非常に大きいと思っています。しっかりと学力・点数・成績を伸ばしていかなくはいけない。そのために、必要最低限の2つの約束事を1クラスを除いて全クラスに話しをしました。

宿題をやる

当たり前のことからもしれませんが、1つ目は「宿題をやる」です。
今回、3月(新学期)に多くの体験・入塾をしていただきました。この時期は、転塾されて入塾する生徒も多いのですが、宿題が終わっておらず「残ってやりまーっす」「忘れましたー」など、前の塾ではそれが許されていたようで少し驚きました。宿題は、その日に行った授業をしっかり定着するために行う必要最小限の演習です。次の授業後にやっているようでは、その授業の理解度にも関わります。

更に「宿題をやる」というのは終わらせることが目的ではありません。しっかり理解するということが大事。1度解けた問題が、次に解けなくなること良くあることです。何度も解いて、力を積み重ねることが大事なんです。分からなかった問題は授業開始前までに質問をする。そして、その問題を解けるようになるまで解くことが必要。

数学は「宿題の内容+α」を毎週、小テストします。Aクラスでは、発展的な問題を必ず出題するようにしていますが、PNクラスでは、宿題や授業で取り扱った問題を小テストにそのまま出題することもあります。「宿題を終わった」でなく「宿題が理解できた」確認を小テストしていきます。

英語は、単純な英単語の小テストは授業中に行いません。各自で受けて提出する形式にしました。英語の小テストは、新出単語・文法問題・長文などを中心とした内容になっているので既習内容(前学年も含)が定着できていないと合格できない。毎回、クラス毎にコンセプトを決めて行っています。

再テストを1週間以内に合格する

英語・数学は週1回必ず小テストがあります。2つ目は、小テストで合格点に満たなかった場合「1週間後の授業が始まる前までに再テストを合格する」ということです。再テストでは、合格点の基準も厳しくなります。更に数学では「再テストは満点を取りなさい」とも伝えています。英語は「間違い直しノート」が存在します。

最後に

ペンゼミには、その他にも「授業前にテキスト・ノート(宿題)」を開いておく、授業開始前に質問をする、授業5分前には着席しているなどのルールがある。どれも在校生にはそれが当たり前になっている。新年度に入り2週間が経過したので1回目の小テストを実施が全てのクラスで終了したが、今回(数学)小テストで一発合格したのは、新入生では1人もいない。在校生でも半数ほどだった。【ペンゼミの小テストは難しい】というわけではない。宿題をしっかり理解できていれば合格できる。まずは、『当たり前の基準』をアップすることを3月の目標にしようと思う。

追伸

1クラスだけ2つの約束事をしていないクラスがある。3Aクラスだ。彼らはペンゼミに1年以上通っている子が多く当たり前のことは身に付いている。宿題の質問は、授業前では無く前日までに直接質問に来る子が多い。授業開始3分前に私がクラスに入っても、宿題はもちろん、テキストも開いてある。更に小テストは「満点こそ美学」と考えている。学校の定期試験も満点を狙っている。出来る・出来ないではなく、その姿勢・考え方がペンシルゼミナールに広まっていくようにしていきたい。

※そんなことを書きながら18日(金)に行った3A数学の小テストは全員が不合格になった。令和3年度の確率の問題を出題したからだが、現段階で彼らなら出来てほしいという願望もあった。ブログを書いている現在、3Aクラスの2割の生徒は自習しに来ていて、再テストを受けるだろう。もちろん今日は彼らの授業はない。でも、まだまだ鍛えていかないとだめだなぁと思う今日この頃である。

ペンゼミ日記

19期生進学先

2022年03月02日(水)

19期生進学先

 

昨日は、公立高校合格発表。
公立高校受験組 中3生全員が報告に来てくれました。みんなホントに良く頑張ったね!!

公立高校

小田原高校・・・1名 平塚江南高校・・・1名 鎌倉高校・・・1名 茅ヶ崎北陵高校・・・2名 七里ガ浜高校・・・3名 藤沢西高校・・・2名 大磯高校・・・2名 茅ヶ崎高校・・・1名 藤沢清流高校・・・1名 藤沢総合高校・・・1名

私立高校

(あいうえお順)
桐蔭学園高校・・・1名 相洋高校・・・1名 立花学園高校・・・2名 平塚学園・・・5名

19期生学力検査・特色検査

合格者平均英語数学国語理科社会合計特色
ペンゼミ平均68.162.373.970.579.9354.8-
Aクラス平均79.767.878.982.290.2398.860

 
「19期生を振り返って(3月9日卒業式に予定)」「2021年度を振り返って(3月末に予定)」はまた後日。

ペンゼミ日記

2学期期末テストを振り返って[中1・2]

2021年12月12日(日)

今週、中1・2生の平均点が出揃ったのでそろそろ中1・2生について書こうと思う。

はじめに…

中間テスト後の結果より、テスト1か月前から中2Pクラスで「石井塾」を開講した(中2Aクラスで希望した生徒2名も参加)。中1Pクラスでも、その取り組みを説明し自主的に1か月から同様の学習に臨む生徒が見られた。テストは終わったら終了ではない。テストが終わったらすぐに次につなげるために分析し、行動しなくてはいけない。

結果が物語っている。中間テストから期末テストで60点以上(主要5科目合計)アップした3名は、石井塾に参加していた生徒や自主的に同様の学習していた生徒だ。更に、9割以上(450点以上)の生徒も中間テストと比べ倍に増えた。平均点の相関もあるが、Aクラスでも中間の学習方法を見直すことを授業中に話をして、行動した生徒がこのような結果につながった。

以前も書いたが、点数アップしている子にはしっかりとした要因がある。

石井塾

石井塾
中2Pクラスが行った石井塾は中間テスト1か月前から金曜日21:00-21:50で石井先生付の自習室を開講するというだけのもの。目的は「期末テストの点数アップ」。まずは学校のワークで分からない所を無くすということのみ。それだけでもかなりの定着が見込めるので、Pクラスにはとても有効な学習だ。金曜の晩、1か月前ということから次の日が大会や遠征であったりして、参加しなかった生徒も後日「先生、次から私も参加させてもらえませんか?」と懇願する生徒もいて、最終的にはPクラス全員が参加した。もちろん、後から参加したいという生徒は私からキツく注意を受けていますけどね笑 しかし、結果につながった生徒は多かったので良かったと思う。

中1生

二宮中

Aクラスは、かなり安定してきたように思う。英数共に平均より20点以上は取れている。中間テストの反省を活かし、Pクラスのみテスト対策を1週間早めた。Pクラスでは、英語が得意だけど、数学が苦手。数学が得意だけど、英語が苦手。という生徒がいる。得意科目の方は伸びたが、苦手科目は改善が必要な子も出たが、クラス平均は向上した。60点以上アップした子も、このクラスで石井塾同様の学習を行った生徒だ。次の目標はすでに個々へ伝えたので、クリアしてもらいたい。やはり、欠席が多い子は伸びにくい。

二宮西中

点数のとりやすかった英語が平均点を12点も下がるほど、難易度がアップ。しかし、ペンゼミ生の点数を見ると中間と比べさほど差が無い。個々で確認すると点数アップし9割に達した生徒も出てきた。数学は平均点も5割程度の難しいテストであるが、単元の難易度や学校の進度のペースを考えると致し方ないように感じる。ペンゼミ平均は+15点程だが、もう少し上げていきたい。積み重ね科目の英数は中1からの基礎が無いと今後に大きな影響があるので、現状よく頑張ってくれていると思う。

二宮中学英語数学
平均点60.659.8
ペンゼミA83.085.2

二宮西中学英語数学
平均点52.050.6
ペンゼミA73.365.0

中2生

二宮中

5教科の中で一番平均が低かった英語。分布を見ても範囲が非常に広いが、英語はそういうものだと思う。中1からの基礎がしっかりある子が高得点。基礎が固まっていない子はやはり点数が取れない。現在の学力検査でも同じことが言える。「英語が苦手」で片づけるのではなく、苦手でもコツコツ学習していれば伸びる。コツコツ学習する内容に関しては、今のペンゼミは良いカリキュラムになっていると思う。Aクラスの約9割が400点を超え、平均が431点。自ら行動できる生徒も多くなってきた。

二宮西中

同じ学年でも、二宮中学より平均点が低い二宮西中学。テストの難易度は(二宮中と比べて)多少高いが、大きな違いは問題量のように感じる。例えば数学で9割以上取れている二宮中学の生徒が二宮西中学のテストを受けると6割ほどになってしまうことが予想される。スピード勝負にも対応できるようにしないと点数が伸びにくい。西中に多いが「テスト前になると頑張る」生徒がいるが、普段の学習が非常に大事。二宮中1でも書いたが、欠席が多いと伸びにくい。

二宮中学英語数学国語理科社会
平均点54.261.064.961.659.1
ペンゼミ67.174.971.675.071.8
ペンゼミA81.290.784.387.886.8

二宮西中学英語数学国語理科社会
平均点52.854.159.147.961.4
ペンゼミ69.465.665.961.765.0
ペンゼミA88.085.785.781.783.3

最後に

今回の期末テストでは中3生も含め3つの100点答案が確認できた。1問を間違えないことは本当に素晴らしいと思う。更に、連続満点を記録した生徒も出た。

点数回収時に98点が非常に多かったので、改めて95点以上の点数を集計してみたが、17つあった(主要5科目・1人で複数科目有)。生徒たちに1回話したことがあるが、私が二宮校で理科を教え始めたのが10年前。当時の理科は非常に難しく平均点は40点台が当たり前という先生がいた。成瀬校で教えていた時には無かった「(私が)解けない問題(学校の授業がプリントで行うため知識が無いと解けない問題)」もあった。そのようなテストで99点(もちろん学年トップ)を取った野球部のS。私は彼に対して「やったじゃん!よくやった!」と褒めた。

しかし、彼は「先生。オレ、満点取れたんだよ…。だから、悔しくてしょうがない」。笑いながらも悔しさの方が強い彼の表情に、「やったじゃん!」と言ったことを後悔した。それから、私は99点では褒めなくなった。

100点を取ることは非常に難しい。コンピュータでミスがあると問題視されるが、人間は間違える生き物。それをどれだけ抑えられるかが勉強なのかもしれない。

更に、教えられてすぐに解けるのは当然のこと。それを1週間後に…1か月後に…1年後に解けるかどうか。それもまた勉強。勉強って奥が深いように見えるが、単純に考えるとそういうことなのかもしれない。

ペンゼミ日記

カテゴリー

講師のご紹介

  • 教室長 有馬 雅彦

    教室長 有馬 雅彦

    私自身も、このペンシルゼミナール(工藤学園)の卒業生です。
    ペンゼミは、「生徒をやる気にさせる学習塾」、そして「生徒のやる気に応える学習塾」であり続けたいと思っています。
    ペンシルゼミナール二宮校で、一緒に頑張りませんか!?

  • 橋爪(文系科目担当)

    橋爪(文系科目担当)

    橋爪先生は私(有馬)の教え子でもあります。いつも生徒のことを考え一人一人丁寧な指導をするのが特徴です。
    分からなかった根本まで見つけて、教えてくれるのも橋爪先生の人気の秘密です!

ページ上へ