小中学生におススメの本!【第29回】

2023年06月01日(木)

こんにちは。文系担当の橋爪です。

今回紹介する本は「君のクイズ」です。今年の本屋大賞にノミネートされたことで、最近は本屋で多く積まれています。また、先月の「アメトーーク」でも紹介されたので、目にしたことがある人もいるかもしれません。

本の詳細は下に記述していますが、簡単に言うと「クイズに正解するまでにどういう思考回路が働いているのか」について迫っていく作品です。

以前はクイズ番組をよく見ていましたが、クイズというのは「知っているかどうか」「いかに早く思い出せるかどうか」だと思っていました。しかし、知識だけではない部分の駆け引きや戦術が多く存在していることに驚かされました。

現実として、問題が読まれる前に正解することは不可能かもしれませんが、あり得るかもしれないと思わせるほど説得力のある話でした。

読んでみたい人は声をかけてください!

 

「君のクイズ」  著:小川哲

-問題が読まれる前に正解したクイズ王者。これは「ヤラセ」か、それとも「魔法」か。

-生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに正解し、優勝を果たすという不可解な事態を不審に思う。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになる。

「クイズはただの知識勝負ではなく、スポーツのような駆け引きのある競技である。」クイズ番組に出ている人はここまで考えているのかと、感心させられました。

ペンゼミ日記

20期生進学先/振り返って

2023年02月28日(火)

20期生進学先

本日は、公立高校合格発表。
公立高校受験組 中3生が報告に来てくれました。

公立高校

小田原高校・・・4名 鎌倉高校・・・2名 平塚江南高校・・・2名 茅ケ崎北稜高校・・・1名 横浜国際高校・・・1名 藤沢西高校・・・1名 西湘高校・・・2名 茅ケ崎高校・・・1名 秦野曽屋高校・・・1名 茅ヶ崎西浜高校・・・1名 二宮高校・・・2名 相模原弥栄(スポーツ)・・・1名

私立高校

推薦・専願組 (あいうえお順)
相洋高校・・・2名 立花学園高校・・・2名 土浦日大高校・・・1名 日大三島高校・・・2名 平塚学園・・・3名
※合格報告に来た生徒のみ
 

20期生

ペンシルゼミナール二宮校の教室長となり10年目。私立高校単願者が多い学年だった。
 
良い意味でも、悪い意味でもセルフィッシュな20期生。それは普段の授業だけでなく、定期テスト・受験期・イベントでも顕著に感じた。悪い意味で使われがちな「セルフィッシュ」という言葉だが、勉強に関してはそれでも良い面が多い。生徒たちにも「自分のことだけを考えて良いのが学生だ」と伝えたことがあり、それを正そうとはしなかった。受験時に「決起集会」で、「チームより個」の学年と伝えたのもそれが理由だ。
 
しかし、自分自身に甘くなってしまう子もいるので、年明けからチーム【VICTORY】を発足した。参加したメンバーは、自分自身でも「自分への甘さ」を気が付いていたんだろうと思う(中にはそうでない子も我々から見てもいたけど)。

TEAM[VICTORY]発足


 

Aクラス歴代トップ成績平均

2022年度から1Fテナントも借りて30人定員とした20期生。もちろんペンシルゼミナール二宮校では、入塾制限をしていない。その中でAクラスの成績平均は非常に高かった。主要5教科はどの科目も中2・3共に平均4.6を超えていて、中3時国語・理科は平均4.85を記録した。定期テストでも100点を取る子も多く、8割以上(400点)が普通で9割以上(450点)を目標としている子がほとんどだった。テスト対策教材を作成しても勝手にどんどん進める子が多いので「宿題」として範囲を指定しなかった。
 

叱ることも多かった20期生

「学習塾に来ても点数・成績が伸びない」あってはならないことだが、実際にある。
途中入塾では、点数と成績が合っていない(点数以上に成績が取れている)という状況で成績アップが難しい場合もあるが、それとは別に学習塾に来ることが目的になり、点数・成績アップを二の次にしてしまうからだ。
中3生で「宿題」をやることが目的で「点数」をアップさせることが二の次になってしまう(中1ならまだしも…)。宿題は、点数アップのための必要最低限の勉強だ。
 
学習塾でありがちな「友達がいるから」という気持ちは、その子も友達にも双方に良い面・悪い面がある。良い面は、お互い競え合えば伸びやすい。休憩に関しても、「まだあの子は頑張っているから」という気持ちで頑張れる。その反面、悪い点は「簡単に仲間の集中力を断つことができる」ということだ。「ねぇねぇこの問題教えて」…解ける子にとっては迷惑極まりない。「消しゴム貸してくれない?」「宿題どこだったっけ?」…自己管理がなっていないせいで集中していた仲間の集中力を断つことができる。それに対する注意は非常に多くした学年だ。
 
更に、ペンゼミでは各教科50分の授業設定なので時間のロスをなくすために「講師が授業に入る前にテキスト・宿題が机の上に用意されている」というルールがある。この面も叱ることが多かった。
 
結果として、転塾から大幅に点数・成績が伸びた生徒も多かった学年。口うるさいことを言い続けることが必要だった学年だったので、歴代の中でも「また言わなきゃ…」などの精神的な疲れがあったのは、20期生ならではだったと思う。
 

根性のある子が多い20期生

今年も行った20期生イベント【江ノ島爆走物語】
セルフィッシュさがここでも感じとることができるシーンが多々あるが、ここでは悪口みたいになってしまうので割愛。詳細は、以前ブログでも書いた。疲労困憊の中「自転車乗って良いよ」と声をかけても「走ります!」って根性を見せる子が多かったのは正直、驚いている。

20期生イベント【江ノ島爆走物語】


 

最後に…

発表後にすぐにブログを書き始めるのだが、身体が動かなかった…。2月1日出願日最終日大安に二宮報徳神社に合格祈願に行った。


その日から今日まで毎日、神棚に手を合わせてきた。


 
長年、学習塾の講師をやっていて反省から学んだことは「受験にミラクルがあってはいけない」ということ。受験前にも生徒たちにも伝えたが「ちゃんと力が発揮できれば合格する」という状況でしか20期生は受験していない。だから、手を合わせながら受験前は「ちゃんと実力が発揮できますように」、受験後は「全員合格しますように」と願った。
 
内申点がかなり足りていない受験も2名いたが、ちゃんと実力を発揮(実力以上のものを発揮してくれた気もするが…)し合格を勝ち取った。しかし、思っているよりも点数が取れなかった生徒もいる。問題を見たときにある程度、「よっし!この子は〇〇点くらい取れるんじゃ!?」などと見込み点を付けるが、それより点が取れなかった生徒もいる。今年の受験でも、公立高校組全員合格は出来なかった。悔しい思いをしたし、させてしまった。「もっと何か…」をしなくてはいけない。内申が多少足りなかろうがしっかり点数を取らせて「行きたい高校に行かせる」。もっとペンゼミは強くならないといけない。

ペンゼミ日記

2022年度を振り返って

2023年02月16日(木)

ペンシルゼミナール二宮校は2月までが2022年度。明日で学年末テストも終了し、2022年度も来週で終了。新中2・3生はクラス分けテストですね。

2022年度も様々な試みをした。ブログの更新が疎かになっているので、久しぶりに長文を書こうと思う(長文になるかな!?)。

 

募集定員を増やした

中2・3年生は募集定員24名で今まできたが、スタッフがしっかり育ってきたこともありクラスを増設し中2・3年生を3クラス体制にし、募集を中2生28名・中3生30名とした。中1生も1クラス12名募集だったが、2クラス体制にし1クラス各10名まで20名を募集した。募集定員数を増やしたことにより、「生徒の点数・成績が伸びない」などあってはならない。そこで、クラスコンセプトを明確にした。
<中3生例>
◆A(エース)クラス:定期テストでは8割以上を取れる実力を付ける12名
◆Pクラス:定期テスト7割を目安に成績4を取る12名
◆Nクラス:しっかりと基礎力を徹底する6名

ペンゼミは「いつ勉強をしに来ても(通塾日ではなくても)、全員が集中して自習できる空間」があることが卒業生からも非常に好評であった。個別ブースは、2021年度に増設し16席あったが、それでは足りなくなった。特に中3生には、もっと良い環境を用意してあげたいと考えていた。

 

そこで…

1Fテナント【受験館】

3月から探し始め、近隣のテナント情報を調べた。2つ隣のビルに貸店舗が2・3Fにあったので、心機一転そこに移動することも考えた。しかし、今の店舗には19年間の歴史、更には卒業生がいる。たまに遊びに寄ってくれる卒業生が寂しく感じてしまうのではないか⁉そんな事を考えたりもした(それ以外にもあるけど笑)。だから、現テナントをメインに1教室(30人が一斉にテストを行える空間)増設するために借りることを考えた。貸店舗になっていたわけではないが、本当は駐車場にある小屋を借りたいと思い、現テナントのクワハラビルオーナーさんに相談をした。小屋の中は確認ができない状態だったが、30人が一斉にテストを受けられるのにはギリギリの大きさはあると思った。オーナーさんに中を見せてもらうと…元々、選挙のためのプレハブだったので、かなりのリフォームが必要であること、更に物が非常に多くあり、それをどこに保管すべきかで良い返事はいただけなかった。そこで、オーナーさんから1F半分の店舗を勧められた。元々、家具屋さん→クリーニング屋さんであった店舗。大きさはとても魅力的だったが、リフォーム費用・毎月の支払も考えるとかなりの予算オーバーだった。2Fを借りているということもあり、かなりお安く提案していただいたが、それでも返答には迷ったが決断をした。

 

 

 

 

 

20期生イベント【自分の机は自分で作ろう】

ゴールデンウィークの休校中の平日。20期生たちを集め、自分たちの机を作らせるイベントを行った。予定があった子もいたので、全員が参加できたわけではなかったが9割以上の生徒が自分たちの机を作り、作った机の側面に自分の名前のシールを貼った。案の定だが、生徒たちは非常に喜んでくれた。30人が一斉にテストが受けられる空間。更には、通路に個別ブースを追加で8席作ることができた。教室のプロジェクタは、気になっていたSAKAWAのワイードを導入した。トイレも1つ増えたことも嬉しい。授業以外では講師が2Fいることが多いので、セキュリティ面を考慮しフロントのドアは開けずに営業することにした。

 

 

 

 

 

駐輪場問題

募集してすぐに定員数が集まるとは思っていなかったが、夏までには中2・3生が定員数に達した。スタートしてみるといろいろと問題が発生する。駐輪場が足りない。曜日によって偏りはできるが…。駐車場を3.5台分借りていて、1.5台分のスペースが駐輪場となっている。単純にもう1台分借りれば良い話なんだが、そこは私の血が騒ぐところで…教習所に通いバイクの免許を取得し、バイクを購入した。保護者の方で単車で面談に来られる方がいて、「かっこいいなー」と思ってしまったのがきっかけだが笑。40歳を過ぎて、高校生・大学生に交じって教習所に通うのは…楽しかった♪仲良くなった30台の男性と卒業検定後すぐ、一緒に二俣川で免許を更新したり、呑みに行ったり、ツーリングしたり。行動すると、何かしらあるので本当に楽しい。

 

 

 

 

 

ペンシルゼミナール二宮校で10年

関係のないことを書きすぎた。ペンシルゼミナール二宮校の教室長となって10年が経った。友人から「塾講って毎年、同じ事をやってて飽きないの?」と言われたことがある。確かに、1学期期末テストが終わったら七夕の準備をしたり、ハロウィン近くになったらクリエイトで定員さんからひかれる程お菓子を買ったり、2学期期末テストが終わったらクリスマスツリーを出したり、年末になったら役割分担の台本を作って大掃除をしたり、2月になったら鬼の面を付けて子供たちから何粒投げられるか分からない集中豪雨を受ける豆まきをやったり、毎年同じ時期に忙しくて、同じ時期に大変な思いをしている。しかし、毎年同じことをやっているだけではない。子供たちが成長する姿はそれぞれ違う。やる気に火が付いた生徒からやる気を分けてもらうことも多い。ペンゼミ二宮校では10年の教室長だが、塾講師としては18年。気が付けば講師暦の半分以上が二宮校にいることになったんだな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イベントついでに…

伝説が伝統となる

 

 

 

今年の学年(20期生)はやらないと思っていたんだけど、甘かったかな!?そりゃー2年連続(18期生・19期生)で、江の島から走るっていう過酷なイベントをやって、紹介したけど…。頑張った受験生が「やりたい!」っていうならやるっしょ!2月23日に爆走します!

 

おわりに

久しぶりに長文ブログを書いて気が付いた。何が言いたいんだこのブログ!?そして、終わり方が分からない。学力検査・特色検査・面接検査が終わり、学年末テストも明日で最後。いつも賑やかだった事務室に数名の自習をしている子がいるって、この状況が寂しすぎるんだろうな…。2022年度もみんな一生懸命頑張ってくれている姿をみた。特に受験生は、最後の最後前本当によく頑張ってくれた。合格発表後に、20期生については書こうと思う。まずは、みんなに「お疲れ様」を伝えたい。学校で朝から通学して、部活で疲れているのに夜遅くまで頑張ってくれたペンゼミ生「お疲れ様」。ペンゼミ生のために、いつも考え行動し寄り添ってくれる相棒(橋爪)も未来の学校の先生である若手スタッフ達も「お疲れ様」。あっ!俺も若くないのによく頑張ったね「お疲れ」。そして、みんな「ありがとう」。子供たちをペンゼミに預けていただいている保護者の皆様「ありがとうございます」。直向きに頑張ってくれるペンゼミ生「ありがとう」。照れくさいから直接言わないからね…スタッフのみんな・相棒「ありがとう」。おかげさまでペンシルゼミナール二宮校は20周年となります。これからも、「やる気」を育てるペンシルゼミナールとして良い環境を作るために精進していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

ペンゼミ日記

TEAM[VICTORY]発足

2023年01月21日(土)

後悔はしたくないし、させたくない!

 

昨年度19期生が冬期講習中に行っていたTEAM[VICTORY]を今年度も1月21日に発足。内容は至ってシンプル。ただ「集まって10時間勉強する」だけのこと。でも、1人じゃ10時間って勉強できない…。だから、お互い支えあってチームとして勉強する。それがペンゼミの良いところだと思う。

 

 

日曜日は1月に入って毎週のように模擬試験がある。だから、これができるのは土曜日のみ。入試までは残り4回しか土曜日はないけど、やれるだけのことをやっていこう。

 

今回は、9時に基本的なルールを確認し、キャプテンの任命。まだ始まったばかりだが、みんな頑張れるかな!?

 

もし、このブログを読んだ受験生へ

受験生がこのブログを読む余裕はないかな!?でも、だれかがきっかけでこのブログを読んだのであれば、君も一緒に頑張りましょうね!周りの受験生は、ライバルではあるが敵ではない!一緒に「合格」というゴールを目指す仲間だ!ペンゼミ生には先週の日曜日[決起集会]で話をした内容だが、不安はコントロールできる!不安になるのはどんな時か?それは、試合前・テスト前・発表前じゃない!?共通することは、失敗があるってこと。失敗があるものだから不安になる。じゃぁどうしたら失敗をしないか。「ダメかなぁ…」「できるかなぁ…」って考えているときに失敗してしまうことが多い。だから、できるだけポジティブに「私なら出来る!」って考えること。大丈夫!それだけ一生懸命頑張ってきたでしょ!(って、まだ24日もあるから)もっと頑張れるでしょ!一緒に頑張りましょう♪

 

追伸
「今年も21日からVICTORYやるよ」って事務室で一言。すると、相棒が「起きれるかなぁ!?」って苦笑い。やっぱり橋爪。あんたは偉いよ!

ペンゼミ日記

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講師のご紹介

  • 教室長 有馬 雅彦

    教室長 有馬 雅彦

    私自身も、このペンシルゼミナール(工藤学園)の卒業生です。
    ペンゼミは、「生徒をやる気にさせる学習塾」、そして「生徒のやる気に応える学習塾」であり続けたいと思っています。
    ペンシルゼミナール二宮校で、一緒に頑張りませんか!?

  • 橋爪(文系科目担当)

    橋爪(文系科目担当)

    橋爪先生は私(有馬)の教え子でもあります。いつも生徒のことを考え一人一人丁寧な指導をするのが特徴です。
    分からなかった根本まで見つけて、教えてくれるのも橋爪先生の人気の秘密です!

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